映画『眠り』のユ・ジェソン監督、「奇跡と運のような映画」
2023年08月24日

「すべての奇跡と運によってできた映画ではないかと思うほど、すばらしい出来事がたくさんあった」
23日、ソウル・鍾路(チョンノ)区のあるカフェで会ったユ・ジェソン監督は、デビュー作『眠り(原題:잠)』についてこのように語った。
この映画は今年5月、監督のデビュー作としては異例的にカンヌ国際映画祭の批評家週間に招待され、好評を博した。しかし、それだけではなかった。デビュー作であるにも関わらず、チョン・ユミとイ・ソンギュンというベテラン俳優をキャスティング。まさに「奇跡だ」というのがユ監督の説明だ。
ユ監督は、制作会社側とキャスティングについて協議していた時を振り返りながら、「制作会社の代表に、“主演にオファーしたい第一希望の俳優を挙げてみろ”と言われたので、チョン・ユミとイ・ソンギュンを出した。後に2人の俳優がオファーを受けたということを聞き、飛びあがるほど嬉しかったが、一方で新人監督としてのプレッシャーも大きかった」と話した。
ユ監督は、「(2人の俳優が私を)“監督として見てくれなかったらどうしよう”という杞憂に過ぎないことを考えた」と述べ、笑った。
そして「とても感謝なことに、お二人はとても心強い助け手だった」とし「私を監督として尊重し、キャラクターに関するアイデアもたくさん出してくださった」と振り返った。
『眠り』は、新婚夫婦の“スジン”(チョン・ユミ)と“ヒョンス”(イ・ソンギュン)の物語。ヒョンスが夢遊病にかかったかのように、真夜中に奇妙な行動を取ることで巻き起こる出来事を描いた。怯え疲れたスジンは、どんどんおかしくなっていく。
ユ監督が2人の俳優をキャスティングできたのには、ポン・ジュノ監督のサポートもあった。ポン監督は、チョン・ユミに『眠り』のシナリオを推薦した。ユ監督はポン監督の『Okja/オクジャ』(2017)の演出部出身なのだ。
彼は、「観客として一番好きな映画がポン監督の映画であり、映画人として最も尊敬する人もポン監督だ」と話した。
そして「『眠り』を演出しながら、知らず知らずのうちにポン監督が『Okja/オクジャ』を演出した時に見せた姿をマネしようと努力する自分を発見した」と打ち明けた。
ユ監督は、ポン監督と作業していた時に『眠り』のシナリオを完成させ、ポン監督に見てもらったと明かした。
彼は、「シナリオを読んだポン監督が、“とても良い。今すぐ作っても問題ない。君はこれでデビューすべきだ”と言った」とし「その時、勇気をもらい“この映画でデビューしなければ”と確信した」と述べた。
『眠り』のシナリオを執筆していた当時、ユ監督は結婚の準備中だった。この映画の主人公が新婚夫婦であるのも、偶然ではない。
ユ監督は、「当時は “問題が起きたら夫婦は、どのように解決するのか”、“いい夫婦関係とは、どんなものなのか”という疑問が、私にあった」とし「だから主人公を新婚夫婦に設定した」と話した。
しかし彼は、「最優先事項は、面白いジャンル映画を作ることだった」とし「観客たちが“一分一秒が本当に面白かった”、“時間もお金も惜しくない映画だった”と言ってくれたら成功、いやそれ以上だと思う」と強調した。
夢遊病を素材にしたことについては、「誰でも一度は、インターネットや友達との会話で夢遊病に関する怖い話に触れたことがあるだろう」とし「私も、それが与える刺激に衝撃を受けた」と説明した。
そして「時間が流れながら“夢遊病患者の日常はどういうものだろうか”と興味がわいた。さらに重要なことは“そんな人のそばにいる家族の日常は、どんなものだろうか”という疑問がわいたことだ」と付け加えた。
次期作でミステリー犯罪物やロマンティックコメディーを考えているというユ監督は、「私を知る人は、初作品(犯罪物)と同じジャンルをやるのはどうかと言うだろう。そして、きっとそうなるのではないかと思う」と笑った。
彼は、『眠り』の公開が控えている心境をこのように述べた。
「カンヌ映画祭の時の反応がとてもよかったので、感謝だった。しかし、この映画は韓国の観客を念頭に置いて作ったので、韓国人の反応が最も重要だ。楽しんでくれたらうれしいが、果たしてどうだろうか」
23日、ソウル・鍾路(チョンノ)区のあるカフェで会ったユ・ジェソン監督は、デビュー作『眠り(原題:잠)』についてこのように語った。
この映画は今年5月、監督のデビュー作としては異例的にカンヌ国際映画祭の批評家週間に招待され、好評を博した。しかし、それだけではなかった。デビュー作であるにも関わらず、チョン・ユミとイ・ソンギュンというベテラン俳優をキャスティング。まさに「奇跡だ」というのがユ監督の説明だ。
ユ監督は、制作会社側とキャスティングについて協議していた時を振り返りながら、「制作会社の代表に、“主演にオファーしたい第一希望の俳優を挙げてみろ”と言われたので、チョン・ユミとイ・ソンギュンを出した。後に2人の俳優がオファーを受けたということを聞き、飛びあがるほど嬉しかったが、一方で新人監督としてのプレッシャーも大きかった」と話した。
ユ監督は、「(2人の俳優が私を)“監督として見てくれなかったらどうしよう”という杞憂に過ぎないことを考えた」と述べ、笑った。
そして「とても感謝なことに、お二人はとても心強い助け手だった」とし「私を監督として尊重し、キャラクターに関するアイデアもたくさん出してくださった」と振り返った。
『眠り』は、新婚夫婦の“スジン”(チョン・ユミ)と“ヒョンス”(イ・ソンギュン)の物語。ヒョンスが夢遊病にかかったかのように、真夜中に奇妙な行動を取ることで巻き起こる出来事を描いた。怯え疲れたスジンは、どんどんおかしくなっていく。
ユ監督が2人の俳優をキャスティングできたのには、ポン・ジュノ監督のサポートもあった。ポン監督は、チョン・ユミに『眠り』のシナリオを推薦した。ユ監督はポン監督の『Okja/オクジャ』(2017)の演出部出身なのだ。
彼は、「観客として一番好きな映画がポン監督の映画であり、映画人として最も尊敬する人もポン監督だ」と話した。
そして「『眠り』を演出しながら、知らず知らずのうちにポン監督が『Okja/オクジャ』を演出した時に見せた姿をマネしようと努力する自分を発見した」と打ち明けた。
ユ監督は、ポン監督と作業していた時に『眠り』のシナリオを完成させ、ポン監督に見てもらったと明かした。
彼は、「シナリオを読んだポン監督が、“とても良い。今すぐ作っても問題ない。君はこれでデビューすべきだ”と言った」とし「その時、勇気をもらい“この映画でデビューしなければ”と確信した」と述べた。
『眠り』のシナリオを執筆していた当時、ユ監督は結婚の準備中だった。この映画の主人公が新婚夫婦であるのも、偶然ではない。
ユ監督は、「当時は “問題が起きたら夫婦は、どのように解決するのか”、“いい夫婦関係とは、どんなものなのか”という疑問が、私にあった」とし「だから主人公を新婚夫婦に設定した」と話した。
しかし彼は、「最優先事項は、面白いジャンル映画を作ることだった」とし「観客たちが“一分一秒が本当に面白かった”、“時間もお金も惜しくない映画だった”と言ってくれたら成功、いやそれ以上だと思う」と強調した。
夢遊病を素材にしたことについては、「誰でも一度は、インターネットや友達との会話で夢遊病に関する怖い話に触れたことがあるだろう」とし「私も、それが与える刺激に衝撃を受けた」と説明した。
そして「時間が流れながら“夢遊病患者の日常はどういうものだろうか”と興味がわいた。さらに重要なことは“そんな人のそばにいる家族の日常は、どんなものだろうか”という疑問がわいたことだ」と付け加えた。
次期作でミステリー犯罪物やロマンティックコメディーを考えているというユ監督は、「私を知る人は、初作品(犯罪物)と同じジャンルをやるのはどうかと言うだろう。そして、きっとそうなるのではないかと思う」と笑った。
彼は、『眠り』の公開が控えている心境をこのように述べた。
「カンヌ映画祭の時の反応がとてもよかったので、感謝だった。しかし、この映画は韓国の観客を念頭に置いて作ったので、韓国人の反応が最も重要だ。楽しんでくれたらうれしいが、果たしてどうだろうか」
