俳優ソン・ジュンギ、「息子が生まれた後、幸せに暮らすと誓った…堂々とした父親になりたい」

2023年09月26日

「息子ができて堂々とした父親になろうという心構えを持つようになった。僕の息子に対しても、堂々としていない人なら、俳優生活をするのに何の意味があるのかという思いにもなる」
俳優ソン・ジュンギは6月に妻のケイティ・ルイーズ・サンダースさんとの間に長男を授かり父親になった。イタリアのローマで妻と共に育児に専念していた彼が、映画「ファラン(原題:화란)」の公開を迎え、久しぶりに韓国を訪れた。
25日、ソウル・鍾路(チョンノ)区のあるカフェで会ったソン・ジュンギは、「韓国に帰ってきたのは4か月ぶりだ。これまでずっと育児を(妻と)一緒にした」とし、「息子が寝ている時間が増えるたび、やりがいがあった」と述べ笑った。
「息子はちょうど生後100日が過ぎた。ミルクを飲ませていても、僕が父親になったのかと思いながら今でも実感がわかない。父親になってから『善良に暮らそう、よい人間になろう、仕事も頑張らなきゃ』という誓いをもう一度することになった」
来月11日に劇場公開される『ファラン』は、ソン・ジュンギのこのような気持ちがよくあらわれる作品でもある。彼は継父からひどい暴力に苦しめられた少年ヨンギュ(ホン・サビン)の面倒をみる組織の中間ボス、チゴンを演じた。
ソン・ジュンギは「シナリオを読んで大人たちが卑怯にならず、よい世の中に子どもを導いてあげなければならないという気がした」とし、「これからはこんな考えがさらに強くなりそうだ」と強調した。
チゴンはヨンギュに劣らず重要な役ではあるが、主人公ではない。ヨンギュがどのように自分を取り巻く世界を克服し、チゴンという自分とそっくりな人間を越え成長するのかに映画の焦点が当てられている。
ソン・ジュンギは「『ファラン』は、ヨンギュを中心に流れていく映画」と強調したが、撮影時は自分も知らないうちに欲が飛び出して困難に見舞われたりもしたと打ち明けた。
「僕でも(目立ちたいという)欲がないわけではない。節制するのが大変だった。本能的に上手になりたいし、そうすると演技に力が入る。しかしそうすれば映画が壊れるとずっと思った。サビンの役柄が中心にならなければならないから。『サビンがアクションをすれば、僕はリアクションだけしよう』という気持ちで臨んだ」
ソン・ジュンギが、主演でもない映画、それも新人監督の作品に挑戦するということが不思議だという反応もあった。『ファラン』は、キム・チャンフン監督の初の長編で約40億ウォン(約4億ウォン)が投入された低予算映画だ。
ソン・ジュンギは製作費を考慮し、この映画に“ノーギャラ”で出演するという意志を製作会社側に伝えた。彼が先に乗り出し、作品に参加したいと話したのも『ファラン』が初めてだったという。
「一風変わったことをしてみたいと思っていた時に読んだ台本が『ファラン』だった。ジャンル自体にとても惹かれた。以前、やる予定だったが、軍隊に行ったせいでできなかった作品が似たようなジャンルだった。当時は本当に残念だった。ある方々は(予告編だけ見て)『ソン・ジュンギはチンピラ映画をやりたかったようだ』とおっしゃったが、『ファラン』はそんなジャンルではない(笑)。とても寂しくて暗い映画だ」
『ファラン』は、今年5月に開かれた「第76回カンヌ国際映画祭」で“ある視点”部門に招待され、ソン・ジュンギにまた別のやりがいを抱かせた。ソン・ジュンギがカンヌ入りを果たしたのは、デビュー15年で初めてだった。
彼は現地の試写会後、スタンディングオベーションを受けた時を振り返りながら、「この映画をやって、本当によかったと思った。ギャラももらっていないのに、(これで)補償してもらう感じだった」と笑った。
ソン・ジュンギは当時、臨月だった妻とカンヌに訪れた。元映画俳優で、すでにカンヌやベルリンなど大型の映画祭の舞台を踏んだサンダースさんはソン・ジュンギに、「浮かれてはいけない」とアドバイスもしたという。
イギリス人のサンダースさんは、海外の作品活動をしようとするソン・ジュンギに業界関係者を紹介してあげるなど、物心両面で夫を助けている。ソン・ジュンギは「(海外で)オーディションを受けたが、悲しいことに全部落ちた」とし、「今年もいくつか受けなければならない」と述べた。
彼は妻のおかげで俳優としてだけでなく、人間としても成熟することができたと強調した。
今年1月の結婚前に、サンダースさんに関する推測やわい曲報道があふれ出た時、感情が混じったインタビューをしたことを言及し、「今、考えてみると未熟だったようだ」と述べた。
「一部のマスコミは、妻に対しての“小説”を書いていたようだった。一人の女性にあんなに無責任に(行動を)したのを見て、とても傷ついた。僕の妻もどれほど傷ついたのだろうか…。夫の立場でとても腹が立った。しかしそんな怒りを和らげてくれる人も、やはり僕も妻だ。その人から多くを学んでいて、これからもっと成長しなければならないと考えさせられる」

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