新人ボーイズグループの成功のカギは“イージーリスニング”…ファン心と大衆の両方を狙う音楽性

2023年10月03日

競争がいつにも増して激しいK-POP市場を “ノック”する新人たちが、“イージーリスニング”音楽を引っさげ、ファン心と大衆を攻略している。
歌謡界によると、先月デビューしたSMエンターテインメントの新人ボーイズグループRIIZEをはじめ、HYBE傘下のKOZエンターテインメント所属BOYNEXTDOOR、オーディション番組から輩出されたFANTASY BOYSなど、今年デビューした新人ボーイズグループが相次ぎこのような音楽をリリースした。
これは一時期、強烈なビートや公演、奥深い世界観を前面に出した“強い音楽”でK-POPファンたちの目に留まろうとしたのとは対照的な流れであると注目される。
今年、最も注目される新人の1組であるRIIZEは、さまざまな感情を表現する独自ジャンルの“Emotional Pop”を前面に出した。 デビューシングルのタイトル曲「Get A Guitar」は、レトロ風のシンセサイザーサウンドとファンキーなギターのリズムが印象的な歌で、聴きやすく楽しい楽曲だ。 彼らのデビュー音盤は、発売初週だけで100万枚以上が売れ、“SM新人”らしい面貌を見せた。
RIIZEを企画したSMのキム・ヒョングク総括ディレクターは先月のデビューショーケースで、「SMは毎回新しい音楽を披露し、K-POPの新しい時代を先導してきた」とし、「RIIZEの差別化の基本はやはり音楽。よい音楽を届けようとするSMの本気とRIIZEの核心である成長というキーワードが出会った」と紹介した。
また別の企画者であるイ・サンミン総括ディレクターは、「RIIZEは、決められた形態に合わせるより、変化して進化するリアルタイムオデッセイ(リアルタイムの叙事詩)を採択した」とし、「ライズだけの成長ストーリーを一風変わった方式で解く」と説明した。
これに先立ち、今年5月にデビューしたHYBEの新人BOYNEXTDOORは、グループ名から“気楽な隣の少年たち”を志向しており、デビューシングル「WHO!」も、ティーンポップ「But I Like You」、感覚的なメロディーが際立つヒップホップダンス曲「One and Only」、ミディアムテンポのポップナンバー「Serenade」など、簡単に理解できる音楽で満たされた。
メンバーのソンホは、デビューイベントで「僕たちは華やかさより気楽さが似合うチーム」と述べ、ミョン・ジェヒョンは「僕たちは聴きやすい音楽を基に見る面白さのある音楽を追求した」と説明した。
BOYNEXTDOORは、先月リリースした初のミニアルバム『Why…』でも、初めての別れの痛みといういっそう広がった感情を描写したが、依然として聴きやすい角のない音楽を披露した。
メンバーのウナクは「楽曲作業をする時も実際のメンバーたちが日常で使う言葉や話し方を入れようとした」と述べた。
この他に先月21日にデビューしたFANTASY BOYSも、明るく清涼なコンセプトの“NEW TOMORROW”で未来に対する希望と抱負を歌った。
このような流れについて歌謡界では、ボーイズグループの心強い“味方”であるファンダムに加え、熱烈なファンまでではないが、K-POPに関心がある一般大衆を攻略しようとする試みと見ている。
大衆音楽評論家のキム・ドホン氏は「巨大なコンテンツと世界観が今日のK-POP人気をけん引した要員のひとつであることは事実。しかし一方で、理解しにくいこのようなコンテンツに対する疲労感を訴える大衆も多かった」とし、「これに加え、ボーイズグループの楽曲が大衆性と遠ざかり、あまりにも難解だという批判も起きた」と述べた。 それと共に「最近は、ボーイズグループにもう少し大衆的な歩みを要求する時代」とし、「昨今企画されたグループは、意図的に(大衆に)近づこうとする側面があると分析した。

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