映画『市民ドクヒ』に出演のヨム・へラン、「勇気が必要な人に勇気を与える映画になってほしい」

2024年01月18日

24日に公開される映画『市民ドクヒ(原題:시민덕희)』は、振り込め詐欺に遭った中年女性 “ドクヒ”(ラ・ミラン)が、振り込め詐欺犯罪組織のボスを捕まえようと中国・青島(チンタオ)に渡りながら繰り広げられる物語だ。

ドクヒは、クリーニング工場で働く平凡な女性だ。中国語を全く話せないドクヒになくてはならない存在が、クリーニング工場の仲間“ポンリム”(ヨム・ヘラン)だ。朝鮮族出身で中国語を話せるポンリムは、ドクヒと共に青島に行く。

17日、ソウル・三清(サムチョン)洞のカフェで会ったヨム・ヘランは、ポンリムが危険を冒してドクヒと共にする決断をした過程の中に、必然性が見えなければならないと思い、たくさん悩んだと打ち明けた。

「ポンリムは、とても現実的なキャラクターだ。ドクヒは自分のことだから、とても切実で中国に行くが、ポンリムが彼女についていくことを、どうやって説得力を持たせながら描き出すか、監督とたくさん考えた」

ポンリムが中国行きを選んだのは、ドクヒとの友情のためだ。この映画は、ポンリムが中国から韓国に渡って苦労していた時に、ドクヒの助けを得たことを示す。

クリーニング工場の同僚“スクジャ”(チャン・ユンジュ)も2人と共にし、青島ではポンリムの妹“エリム”(アン・ウンジン)が合流する。こうしてこの映画は、4人の女性の強い友情の物語になる。

「女性が集まると、何でもできるし、他人のことも自分のことのように考える。(台本を初めて読んだ時から)そのような物語が、とても面白いと思った」

『市民ドクヒ』は、弱者の勇気に関する映画でもある。ヨム・ヘランは、「生きていると、誰もが勇気を出さなければならない瞬間がある」とし「勇気が必要な時に、勇気を与える映画になればうれしい」と話した。

『市民ドクヒ』は、振り込め詐欺に遭った京畿(キョンギ)道華城(ファソン)の中年女性が2016年、犯罪組織員から入手した情報を警察に提供し、組織のトップを捕まえるのに貢献した出来事をモチーフにした。

この女性は最近、『市民ドクヒ』の試写会にも参加した。ヨム・へランは、「このような方々の心を少しでも慰められるのが、映画の持つ力だ」と話した。

『市民ドクヒ』でヨム・へランは、主人公ドクヒ役のラ・ミランと物語を引っ張っていくもう一人の主人公だ。中国に渡ったポンリムが、ドクヒの通訳をするため一心同体になって動きながら、2人のやり取りが物語の中心に入る。

1976年生まれのヨム・へランは、ラ・ミランより1歳年下だ。彼女はラ・ミランについて、「(韓国映画の)女性キャラクターを拡張した代表的な方だ」とし「演技は言うまでもなく、人間的にも素晴らしい。いつもたくさん学ばせていただいている」と述べた。

『市民ドクヒ』でヨム・ヘランは、中国語のセリフ多かった。ポンリムが朝鮮族出身という設定のため、延辺(ヨンビョン)の方言を使おうと努力したという。撮影現場には中国語の専門家が常駐し、ヨム・へランが自然に中国語を話せるよう助けた。

「お茶を飲みますか?」という短い中国語のセリフはアクセントが難しく、撮影の前に100回ほど練習し、同時録音で撮影する時に100回、アフレコ(映画やテレビドラマなどで撮影後に俳優の声を別途録音すること)で100回、計300回は言ったという。

「中国語の基本的な発音は、大学生の時に教養科目で学んだことがあった。それでもセリフを覚えるのが難しく、たくさん時間がかかった。中国語を基礎から勉強しながら、先生に助けていただいた」

ヨム・へランは、Netflixドラマ「ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜」や「マスクガール」で視聴者たちに強烈な印象を残した。「ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜」では家庭内暴力の被害者を、「マスクガール」では不思議な若い女性を演じた。

「様々な配役に対する欲が常にある。20代から母親役を主にやってきたが、最近では(観客が)“こんな役もできるの?”と反応するほど、多様な姿を見せられたようでうれしい」

前の記事 エンタメ情報一覧へ 次の記事