全国ツアー「AKMUTOPIA」開催のAKMU、「10年経ったがこれからが始まり」
2024年01月30日

「この歌を歌うたびに新鮮。10年が経ったが、これからが始まりだという気がする」(イ・チャンヒョク)
兄妹デュオAKMUは最近、仁川(インチョン)永宗(ヨンジョン)島インスパイアアリーナで開かれた全国ツアー「AKMUTOPIA」でデビューアルバムのタイトル曲「200%」を歌った後、「10年間この歌を本当にたくさん歌ったのに、このように笑いながら一緒に歌ってくれるのを見ると、まったく飽きない」と述べた。
AKMUは、2024年の新年をコンサートで開くという点が感慨深いといった表情で、「前の年を整理して次の年の計画を立てる時期だが、この場に集まって一緒に元気を分かち合うということに意味がある」と語った。
兄のイ・チャンヒョクと妹のイ・スヒョンがメンバーで、歌謡界では珍しい兄妹デュオである彼らは、2012年から2013年に行われたオーディション番組で彗星のごとく登場し、頂点に立った。その後、2014年に正式デビューした。
イ・チャンヒョクが書き下ろしたほろ苦くも甘い歌詞に、イ・スヒョンの澄んだきれいなボーカルが載せられ、AKMUは、「200%」、「How can I love the heartbreak, you`re the one I love」、「LAST GOODBYE」、「Love Lee」など数多くのヒット曲を出した。
あまりにも若い頃にデビューしたため、10年が経っているが彼らはまだ20代中後半だ。
今回の全国ツアー「AKMUTOPIA」は、2019年から2020年の「航海」以来、約4年ぶりのコンサートとなる。公演名の「AKMUTOPIA」は、AKMUと“ユートピア”を合わせた言葉で、AKMUだけが作れる理想郷の世界という意味だ。
AKMUはこれにふさわしく、花、つる、キノコの形のオブジェが調和した幻想の空間を舞台の上に具現した。
赤いズボンに洗練された黒いジャケット姿のイ・チャンヒョクが余裕のある表情で舞台に現れ、「BENCH」を短く歌うと、続いてラフなハート柄のワンピースを着たイ・スヒョンが登場。ヒット曲「Love Lee」を一緒に歌い、場内はあっという間に熱くなった。
AKMUは兄妹らしい“最高の相性”を存分に披露し、ライブバンドの伴奏に合わせて、「Fish in the water」、「Tictoc Tictoc Tictoc」、「Whale」などを歌った。
特に、イ・チャンヒョクが日常の中の平凡な物事や経験から選んだ、繊細ながらもきらめく歌詞は、胸に突き刺さった。
“あなたは必ず生きて、死に物狂いで生きて、私がいたことを音楽にしてくれ”(「Fish in the water」)、“クジラよ、少なくとも海は君が持っていてほしい”(「Whale」)、“お金より愛が必要なことを、私たちはなぜ知らなかったのだろうか”(「Hey kid, Close your eyes」)のような歌詞は、甘くない新年を迎えた観客に深い響きを抱かせた。
デビュー当初、AKMUのトレードマークのようであった「Don't Cross Your Leg」のようなフォーク風の音楽から、バラード(「How can I love the heartbreak, you`re the one I love」)やトロピカルハウス(「DINOSAUR」)に至る多様な音楽的スペクトラムも、観客を楽しませた。
AKMUが10年間描いてきた無邪気でヒップ(オシャレ)な音楽世界が兄妹の声で一筆一筆描かれるようだった。
“初めての勝負で母に悔しい思いをさせた5年生の子ども”(「Next Episode」)、あるいは、“恐竜の夢に飛びあがった子ども”(「DINOSAUR」)が10年目のミュージシャンに生まれ変わる成長映画のようでもあった。
イ・チャンヒョクは「この10年間に感謝し、これから10年、20年後まで、僕たちは頑張る」といたずらっぽく抱負を明かした。
イ・スヒョンも「(今回のツアーを通じて)私が生きている意味とこれからどんな仕事をしなければならないのか、などを考えさせられた」とし、「コンサートを通じて、鮮やかな記憶とエネルギーを伝えた。デビュー10周年なので、すぐに(また別の)コンサートで帰ってくるのではないだろうかと期待している」と明かした。
数多くの混成グループの中で、兄妹だからできる息の合ったやりとりも、公演の見どころだった。
切々としたバラードを歌いながらも、目を一度も合わせずにそれぞれも前だけ見て歌う姿は、やはり兄妹という言葉が自ずと出てきた。
イ・チャンヒョクは「大韓民国最高の音色を持つ20代ボーカリスト」と妹を紹介し、イ・スヒョンも「AKMUのすべての名曲を作詞、作曲したこの時代の生きている天才だ」と兄に応えた。
2022年にソロアルバムを発売したイ・チャンヒョクだが、このアルバムからは収録曲「Panorama」だけを歌った。彼は機会があれば、ソロコンサートを開きたいと音楽的な欲を隠さなかった。
「全国ツアーで週末ごとに2時間半ずつ歌っているので、体力的に大変なはずなのに、まったく疲れを感じない。久しぶりに舞台の上で皆さんの顔を見ながらエネルギーをもらえて、とても楽しかったし、感謝している」(イ・スヒョン)
