映画『ドッグデイズ』主演のユ・ヘジン、「50歳のメロ職人?ただ作品に入り込むだけ」

2024年01月31日

「“知天命(50歳)”という修飾語は、必ず付けなければならないものだろうか?メロ(恋愛もの)は、何歳になってもいいものだ。『甘い:7510(原題:달짝지근해: 7510)』で、年齢は関係ないということを証明できたが、今作も楽しんでいただけたら幸いだ」
最近、ソウル・三清(サムチョン)洞のあるカフェで会った俳優ユ・ヘジン(54)は、「知天命メロの職人」になっていくのではないかという質問にこのように答え笑った。
昨年8月に公開されたロマンティックコメディー『甘い:7510』で初めてロマンス演技に挑戦したユ・ヘジンは、来月7日に韓国で公開される『ドッグデイズ(原題:도그데이즈)』で再びロマンス演技を繰り広げる。今度はキム・ソヒョンとタッグを組んだ。
この映画でユ・ヘジンは、全財産を注ぎ込んで2階建てのビルを購入したシングル男ミンサンを演じた。
1階のテナントに入っている動物病院から犬の鳴き声が聞こえたり、道端に踏まれた犬のフンがあったりするのが我慢できないミンサンは、動物病院の院長ジンヨン(キム・ソヒョン)といつも言い争っている。しかし、ひょんなことから捨て犬一の世話することになり、ジンヨンと親しくなる。
ユ・ヘジンはロマンス演技において自分だけの強みは何かという質問には、「強みだと言えるほどのものはないと思う」とし、「ただ話の中に入ろうと努力する。それが通じればメロであれ、スリラーであれ、観客が受け入れてくれる。『あの人がなぜ突然メロなの?』という反応が出るとするなら、それは僕の演技力の問題だ」と述べた。
彼は「ユ・ヘジンのメロが期待を呼ぶ」という言葉が出ると、恥ずかしいのか、「ファイト」と叫びながらごまかした。
『ベテラン』(2015)、『コンフィデンシャル/共助』(2017)、『タクシー運転手 約束は海を越えて』(2017)、『1987、ある闘いの真実』(2017)、『マルモイ ことばあつめ』(2019)、『鳳梧洞戦闘』(2019)、『梟ーフクロウー』(2022)など、数々の出演作が見せるように、ユ・ヘジンはコメディー、アクション、スリラー、時代劇などジャンルを行き来しながら自分だけの演技世界を構築した。
彼は「観客たちが見た時に、親近感を覚えるような役柄をたくさんやってきた」とし、「悪役でも何でも、全般的に親近感を与えたような気がする」と述べた。
『ドッグデイズ』でミンサンが捨て犬の世話をしながら、幼い頃育てた犬との記憶を思い出す設定は、ユ・ヘジンの提案でシナリオを修正したという。自分が幼い頃、実際に経験したことを反映させたという。
「多分小学2、3年生の時だった。ウチの犬の名前が“チョン”だった。僕が外出して戻ってきたら、家に犬がいなかった。どこかに売られたと聞いた。その時の傷がどれほど大きかったか…」
ミンサンの姿は、幼少時代を忘れて暮らす多くの人と重なる。ユ・ヘジンはミンサンを「(幼い頃の)思い出を忘れ、ただ会社に通うだけの人で、“ビルを所有するために出世さえすればいい”と考えている」とし、「そんな人が犬を媒介に自分を振り返り、異性と近づく」と述べた。
『ドッグデイズ』でミンサンとジンヨンの話は、世界的な建築家ミンソ(ユン・ヨジョン)とMZ世代(ミレニアル世代とZ世代、1980~2000年代生まれ)の配達員ジンウ(タン・ジュンサン)の話と交差しながら展開される。児童保護施設の子どもを養子にした夫婦のジョンア(キム・ユンジン)とソンヨン(チョン・ソンファ)の話がここに入ってくる。
ユ・ヘジンはミンソとジンウの話を見ながら、自分も感動したと打ち明けた。彼は「ミンソがジンウに『僕が生きたらこうなった』と言う言葉を、あますことなく表現したのが本当によかった」とし、「その場面では、切なくなり涙が出た」と述べた。
ユ・ヘジンがユン・ヨジョンと共に出演したのは今回が初めてだ。彼はユン・ヨジョンについて、「普段の言葉もストレートな方なので、最初は僕がNGを出すのではないかと心配したが、現場で笑い話もたくさんして親しく接してくださった」と振り返った。
彼は、どんな人がよい大人と思うかという質問には、「ユン・ヨジョン先輩のような方だ」とし、「コンデ(自分の考えを押し付ける年配者)のような人が叱る言葉ではなく、僕が動揺したり見当がつかなかったりする時に必要な言葉をかけてくださる人だ」と述べた。
『ドッグデイズ』はナ・ムニ、キム・ヨンオク、パク・クンヒョン主演の『遠足(原題:소풍)』、チョ・ジヌンとキム・ヒエ主演の『デッドマン(原題:데드맨)』と旧正月の連休の劇場街で競争を繰り広げる。
ユ・ヘジンは「刺激的だったり、華やかだったり、巨大なスペクタクルを見せたりする映画もいいが、最近はあまりにもそちらに偏っているのではないかと思う」とし、「(『ドッグデイズ』のように)ふわふわした映画、作品性が優れた映画など、さまざまな映画が混在するのがいいと思う」と述べた。

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