週末ドラマ「ヒョシムの独立奮闘記」出演のナム・ボラ、「家族を思うヒョシムが私の姿と似ていた」

2024年03月19日

「“大根役者”をたくさん研究したが、難しかった。緊張感によって出る、かすれた声をどうすればもっと大げさに面白く表現できるか悩んだ。少しでも演技が上手に見えると監督はNGを出した」
俳優ナム・ボラは17日に放送終了した週末ドラマ「ヒョシムの独立奮闘記~Live Your Own Life」でいわゆる“大根役者”を演じ、オンラインで話題となった。 ナム・ボラが演じたチョン・ミリムは弁護士として仕事をしていたが、辞めて俳優の夢に挑戦するという設定だ。足りない演技力のせいでオーディションは落ちてばかり。ミリムは、オーディションで見ていられないほどぎこちなくて誇張した演技で、審査員と視聴者たちに笑いを与えた。 最近、ソウル・瑞草(ソチョ)区のあるカフェでインタビューに応じたナム・ボラは、「そのシーンで、監督が『今、とても演技が上手だった。もっと下手にしてほしい』と言ってNGを出した」と打ち明けた。 ナム・ボラは「誇張して声のトーンを引き上げたり、不自然なほど呼吸をしたりしながら演じた」とし、「オーディション会場でナム・ボラが緊張していたとするなら、そのシーンのミリムは20倍くらい緊張していると思った」と付け加えた。
「ヒョシムの独立奮闘記~Live Your Own Life」は3男1女の長女である主人公イ・ヒョシム(ユイ)が家族のために献身し、独立的な人生を探す過程を扱った家族ドラマだ。 考試院に住みながら俳優になるためのオーディションを準備するミリムは、同じ考試院で弁護士試験を準備するヒョシムの兄イ・ヒョジュン(ソル・ジョンファン)と親しくなる。 ミリムは、ことごとくオーディションに落ち、生計のために再び弁護士の仕事をする決心をし、考試院を離れる。しかしその後、ヒョジュンの子どもを身ごもったことを知る。そのためミリムはヒョジュンと結婚することになり、夫の実家での暮らしを始める。 ミリムは、自身の妊娠に衝撃を受け、頭を抱える姑の前で、「子どもの胎名(お腹にいる時の愛称)を“にんじん”にした」と述べ、ヒョジュンにけちをつける義姉のヒョシムには、「私がヒョジュンを守る」とスパッと話す人物だ。
ナム・ボラは「言いたいことは全部言うミリムの姿に快感を覚えた」とし、「普段から私は慎重で躊躇するタイプ。『失敗したらどうしよう』と心配するので、ミリムのようにスカッと話せない」と説明した。 ナム・ボラは、ドラマで彼女が演じたミリムよりも家族のために献身する主人公のヒョシムと似た経歴を持つ俳優だ。
ナム・ボラは2005年にバラエティー番組のコーナーで初めて大衆に顔を知らせた。ナム・ボラをはじめとする11人の兄弟の日常を扱った番組で、ナム・ボラは母親のように弟や妹たちの世話をし、話題となった。 当時残した強い印象のおかげで、俳優としてデビューした後もナム・ボラには、“K-長女”というニックネームがついて回った。
ナム・ボラは「ヒョシムを第三者の立場で見ながら、『本当に大変そうだ』と思った」とし、「ヒョシムの決定の大部分が家族のための決断だったし、その姿がもどかしくありながらも、一方では他の人が私を見る時にこんな気分なのだろうと思った」と打ち明けた。
劇中、ヒョシムはロースクールに行くというヒョジュンの世話のために、通っていた大学を退学し、フィットネスセンターのスタッフとして明け方から働く。家族を捨てて消えた父親が急性心不全を患っていると聞き、ヒョシムは肝臓を移植することにする。 「台本に没頭していたら、思わずヒョシムに声をかけるようになった。『あんまり頑張らなくてもいいよ。あなたの夢を探してもいいよ』と。そしてそんな言葉を私にも言ってあげたかった」
ナム・ボラは2006年にシチュエーションコメディーでデビューし、今年で18年が過ぎた。ほぼ毎年新しい作品に出演してきたが、まだ俳優としての渇きが解消されていないという。 彼女は「ナム・ボラと言えば思い浮かぶいくつかの固まったイメージがあると気がする」とし、「既存のイメージから脱し、新しい姿をお見せしたい」と強調した。
ナム・ボラは特に、今回の作品で“大根役者”の役をこなし、姑に元気を与えると言って突然踊るなど、壊れていく姿も演じながら、「視聴者を楽しませたい」という思いが強くなったという。
「今回のドラマで気付いたのは、俳優は視聴者に楽しみを与える人だということ。これからどんな作品をしても、視聴者が、見る時間がもったいないと思わないように頑張りたい」

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