天気も英雄時代を遮ることはできない…イム・ヨンウン、スタジアム公演を開催

2024年05月27日

「これぐらいの天気なら、僕たちを止めることはできないだろう。よりしっとりした感性で楽しんでほしい」
どんよりとした暗雲が立ち込めている天気にも、イム・ヨンウンのコンサートが開かれる上岩(サンアム)ワールドカップ競技場は、澄んだ空に似た青い光に染まった。公演前、激しく降っていた雨粒も公演開始直前に消え、英雄時代(イム・ヨンウンのファンダム名)の祭りを祝った。
歌手イム・ヨンウンは26日、ソウルワールドカップ競技場で開かれた「IM HERO - THE STADIUM」の公演で、「雨に打たれながら涼しく公演できてうれしい」とし、「僕のすべてを変えたと思うほど、一生懸命準備した。これからも英雄時代とともに、より大きな夢を広げていく」と述べた。
イム・ヨンウンはPSYやSEVENTEENなどのトップスターが公演を開催したこの場所で、25日から26日までの2日間公演で約10万人の観客と共にした。英雄時代は、イム・ヨンウンを象徴する空色に服を合わせて着て、熱い呼応を送った。
公演の開始を知らせる爆竹が爆発する中で、旗を翻す楽団と共に登場したイム・ヨンウンは、「Rainbow」、「LONDON BOY」、「Nest」の3曲を相次いで披露した。
「LONDON BOY」で数十人のダンサーたちがグラウンドを横切るなか、イム・ヨンウンが中央ステージに上がって歌う姿は、まるでオリンピックの開幕式のようだった。
ダンサーにマイクを預けて、関節技のダンスをはじめとした振り付けを直々にこなす彼の表情からは、悲壮感が感じられた。
すぐに雨粒と汗で顔を濡らしたイム・ヨンウンは、「個人的に雨の日が好きだ」とし、「サッカーをする時も、水中戦がおもしろい。だから歌もうまく歌えていると思う」とわらった。
イム・ヨンウンは同日、代表曲「Trust in ME」、「Love Always Run Away」、「Story of Old Couple in Their 60s」など3時間で計30曲を熱唱した。
「Hope」のような正統トロットからダンス曲である「LONDON BOY」、バラード風の新曲「Warmth」や「Grain of Sand」まで、イム・ヨンウンの幅広いレパートリーを鑑賞できるステージだった。
楽曲「夕立(原題:소나기)」では、雨具を着たダンサーたちと雨水をはねながら振り付けを披露したが、悪天候と相まって、楽曲も没入度をいっそう高めた。ライブで演奏するサックスや、ピアノの旋律も雨が降る日の愁いを際立たせた。
また、「Father」では目を閉じて雨に降られながら寂しい雰囲気を演出するかと思えば、「Warmth」では、雨に打たれながら一人でイスに座って真心こもった声を響き渡らせたりもした。 歌と共に短編映画で撮影した「Warmth」のMVの一部を公開したイム・ヨンウンは、「これから演技に挑戦してみようと思う」とし、「演技の先輩にうまいと言っていただいて自信がついた。コメディー、アクション、ロマンスなど生活感のある演技をやってみたい」と明かした。
特に同日の公演では、観客を配慮した繊細なディティールが随所で目立った。
競技場の周辺には、チケットの色別に誘導線を敷いて、床を見るだけで座席を探せるようにした。公演会場を訪れるすべての観客にレインコートを提供し、快適に公演を観覧できるようにした。
サッカー場の芝生を保護するため、グラウンドの上に客席を配置せず、グラウンドの外に花道を設置した点も目立った。イム・ヨンウンは花道を歩きながら、観客に手を振ってあいさつをしたりし、大型熱気球に乗って、公演会場を一周して2階の観客に近づいたりもした。
イム・ヨンウンは、「皆さんにもう少し近づきたいが、公演会場があまりにも広いので、熱気球を準備した」とし、「熱気球は本当に安全に作られていたが、足が震えた。高所恐怖症ではないが、高所恐怖症になったのではと思うほど容易ではない経験だった」と笑った。
悪天候の中、会場を訪れた観客は、イム・ヨンウンと共に特別な遠足を満喫した。雨を避けてスタジアムの屋根の下にシートを敷いて座った観客たちは、集まって食べ物を分けあった。フォトゾーンで写真を撮るファンたちは、コンサートに向けた期待感に、雨に降られながらも笑顔を失わなかった。
息子のキム某くん(19)と共にコンサートを観覧しに来た母親のキム某(50)さんは、「イム・ヨンウンのコンサートに初めて来てみたが、息子と一緒に来てわくわくする気持ち」とし、「これまで見たくても時間が合わず、観覧できなかったが、2枚予約できた。誕生日なので、このようにコンサートに来ることになり気分がよい」と述べた。
両親を公演会場まで見送った30代のチョン某さん姉妹は、「チケットを苦労して手に入れたが、ワールドカップ競技場で見るイム・ヨンウンは小さかった」とし、「イム・ヨンウンは歌も頻繁に出すし、公演を開くので中年の女性たちは楽しみがある。人生の活力の素を与えてくれて感謝する」と明かした。
イム・ヨンウンは公演の最後に、「Apartment」や「A southbound train」など、トロットメドレーで雰囲気を精一杯引き上げた後、「Do or Die」ですべての力を絞り出したダンスを披露した。
続けて、アンコールで「My Starry Love」を歌い、ファンたちに忘れられない思い出をプレゼントした。
「デビューして2849日が経ち、このスタジアムに立っているのは、僕の力ではなく皆さんの力だ。皆さんがいるから、これからも僕は安住せず、もっと大きい夢を見ていく。愛してる、僕の英雄時代」

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