俳優チャン・ドンゴン、「再公開した『ブラザーフッド』を息子と劇場で一緒に見たい」
2024年05月31日

俳優チャン・ドンゴン(52)とウォンビン(46)が主演した映画『ブラザーフッド』(2004)は、『シルミド』(2003)に続き韓国映画史上2作目となる“千万映画”となったヒット作だ。
朝鮮戦争の熾烈で残酷な戦闘をリアルに描き出したこの映画は、100億ウォン(約10億円)を超える大規模製作費が投入されたブロックバスター作品でもある。
『ブラザーフッド』が時代を超えて訴求力を持つのは、単純に朝鮮戦争を再現するのにとどまらず、残酷な戦争に対比されるヒューマニズムと家族愛を感動的に描き出したからだ。
『ブラザーフッド』が公開20周年を迎え、顕忠日である来月6日に画質を補強した4Kリマスタリングバージョンが、韓国で再公開される。
チャン・ドンゴンは30日、ソウル・広津(クァンジン)区のある映画館で開かれた記者懇談会で、「私が出演した映画は、(観覧等級上)子どもたちに見せられる映画が少ないが、『ブラザーフッド』が再公開したら、息子を連れて劇場で一緒に見たい」と笑った。
チャン・ドンゴンは自身の出演作の中で、子どもと一緒に見た作品は、妻で女優のコ・ソヨンと共に出演した『恋風恋歌』(1999)以外、ないと語った。彼は、「息子に『ブラザーフッド』が再公開すると伝えると、息子のほうから“劇場で一緒に見たい”と言ってくれた」と述べた。
『ブラザーフッド』でチャン・ドンゴンは、朝鮮戦争の時に徴集された青年ジンテを演じた。弟のジンソク(ウォンビン)と一緒に戦場に送られたジンテは、家の宝である弟を守ろうとあらゆる危険を冒す。
この映画を出演作の中で代表作に挙げたチャン・ドンゴンは、ジンテに対しても、「私が演じたキャラクターの中で最も気に入っているし、好きなキャラクターだ」と打ち明けた。
危険な作戦に身を投げたジンテは、輝く武功を立てながら、少しずつ変わっていく。当時、30代前半だったチャン・ドンゴンは、ジンテの内面の変化過程を優れた演技で表現した。
塹壕で、銃剣を使う白兵戦のような荒いアクションもこなした彼は、「今またやれと言われたらできないだろう」と笑った。
チャン・ドンゴンは当時、北朝鮮軍の高官役を演じたチェ・ミンシクと平壌(ピョンヤン)の市街戦で格闘するシーンを演じた。拳銃の火薬を誤って爆発させ、チェ・ミンシクの顔を少し傷つけたという裏話を聞かせたりもした。
『ブラザーフッド』を演出したカン・ジェギュ監督も、同日の懇談会に参加した。カン監督は、「高校を卒業し、20年間会えなかった友人に再会する気分だ」と、再公開を迎えた感想を打ち明けた。
彼は、「10代や20代の皆さんは、きっと劇場でこの映画を見る機会がなかったのではないかと思う」とし、「朝鮮戦争のディティールを覗き見るよい機会になる可能性があるため、今回の機会に10代や20代の観客に見ていただきたい」と述べた。
カン監督は、「『ブラザーフッド』は結局、家族と犠牲に関する話だ」とし、「今日、われわれが平和に生活できる裏側には、本当に大切な人々の大きな犠牲と痛みがあり、その上でわれわれが自由と繁栄を享受しているという普遍的主題を扱った。そのため観客たちから好評だったのではないだろうか」と述べた。
もう一人の主演俳優であるウォンビンは、同日の懇談会に参加しなかった。
カン監督は、今年の堤川(チェチョン)国際音楽映画祭でも関連する映画祭を準備中だとし、「その時は(ウォンビンとも)あらかじめ連絡して皆さんと一緒に会う機会が作られるようにしてみる」と述べた。
