ENHYPEN&イム・ヨンウン、短編映画で新曲をPR…Stray Kidsは映画祭で受賞

2024年07月09日

人間がヴァンパイアを弾圧する世界で、7人のヴァンパイアが自分を守ってくれた唯一の人間の少女を捜すため、銃撃戦を辞さない。 命をかけた銃撃戦が続き、ヴァンパイアたちが1人2人と倒れるなか、その上に穏やかなピアノの音楽が流れてくる。 ヴァンパイアというファンタジーの世界観にアクションを加えたこの短編映画は、グループENHYPENがフルアルバムのPRのために作った自主コンテンツだ。“映画のようなMV”を作ってきたK-POPグループは、今や自ら短編映画を製作して配給し、ファンたちに見どころを提供する。
歌謡界によると、ENHYPEN、イム・ヨンウン、Stray Kidsなど、自主コンテンツで短編映画を製作してプロモーションに活用する事例が相次いでいる。専門家たちの間では、ファンたちが没頭できるコンテンツであると同時に、今後のアーティストの活動の幅を広げる安定的な戦略だという評価が出ている。
ENHYPENは最近、2ndアルバム『ROMANCE: UNTOLD』のトレーラーを12分ほどの短編映画で製作し、YouTubeに公開した。ファン1,500人を招待し、オフラインの上映会も開いた。 K-POPグループが有名監督にオファーし、MVを撮影する事例はあったが、トレーラーのために短編映画を製作することは珍しい。
ENHYPENの場合、映画『ザ・コール』や『バレリーナ』のイ・チュンヒョン監督がメガホンを握り、銃撃戦とスタントアクションシーンを演出した。暗い色感表現が得意なイ・チュンヒョン監督とシナジー効果を起こし、グループのアイデンティティを生かそうとしたというのが、所属事務所BELIFT LABの説明だ。 グループのメンバーとファンダムも肯定的な反応を見せた。メンバーたちは、初めて経験する映画撮影が新しい経験になったと述べ、ファンダムはYouTubeに「映画を増やしてほしい」などとコメントし、反響を送っている。
メンバーのジョンウォンは上映会で、「ファンの方々が楽しめる要素がひとつ増えたと思う。これからも積極的にこのようなストーリーを築いていきたい」と述べた。
トロット歌手のイム・ヨンウンは、6日にオンライン動画サービス(OTT)Coupang PlayやTVINGに、自身が主演した短編映画『In October(原題)』を公開した。 ウィルスで荒廃した世界で愛犬のシウォルに頼って生きていく主人公“ヨンウン”が経験する一連の事件を描いた作品だ。俳優のアン・ウンジンとヒョン・ボンシクが別の生存者として出演し没入度を高め、BTS(防弾少年団)とコラボしたクォン・オジュン監督が演出した。 映画の中のイム・ヨンウンは、飼っていた犬を見送った後、拳をぎゅっと握って挫折感を表現したり、長銃をあごの下に当てて自殺を考えたりするなど、繊細な感情演技を披露した。
映画のシナリオを書いてみたりもしたというイム・ヨンウンは、新曲「Warmth」のMVに映画を活用した。コンサートで映画の一部を公開し、今後演技に挑戦する意思を明かしたりもした。 彼は5月のコンサートで、「以前から短編映画を撮ってみたいという思いがあった」とし、「演技に自信がついて、今後も生活感のある演技を披露したい」と述べた。
Stray Kidsは自主コンテンツで、国際短編映画祭で受賞する成果を収めた。 彼らが出演した映像『SKZFLIX』が先月、国際最短映画祭「Short Shorts Film Festival & Asia 2024(SSFF & ASIA 2024)」で、グローバルスポットライトアワードを受賞したのだ。
『SKZFLIX』は、ミニアルバム『樂-STAR』の収録曲「Leave」をBGMに活用したミュージックドラマだ。 試行錯誤を経て成長する青春叙事と、Stray Kidsの音楽が調和した映像は、YouTubeでも再生回数400万回を記録し、好評を得た。
所属事務所のJYPエンターテインメントの関係者は、「楽曲をPRできる方法を悩んだ末、OSTが大衆に着実に愛されることからアイデアを得て、ミュージックドラマを製作した」とし、「Stray Kidsのメンバーたちが演技に参加し、グループの世界観を拡張していった」と説明した。
このように、アーティストたちが出演する短編映画は、自然と大衆との接点を広げ、新しい活動基盤を用意する役割をする。楽曲が中心となるMVと異なり、長いスパンで魅力を見せることができるというのも長所だ。 専門家たちは、特に短編映画が危機管理の側面で安定的な選択肢だと説明する。バラエティーやドキュメンタリーの場合、率直な姿を盛り込む過程で、思いがけないトラブルが発生する可能性があるが、映画は編集過程を経ながら、そんなトラブルを減らすことができるからだ。
OTTやYouTubeの活性化で、コンテンツへのアクセスが良くなっただけに、アーティストの短編映画製作は増える見通しだ。
大衆文化評論家のキム・ソンス氏は、「短編映画は最も安全でありながらも、多角度にリスクを減らすことができるコンテンツだ」とし、「これまでは受動的に活動期間にバラエティーやミュージカル、映画に出演したため事務所の立場でコントロールする余地が少なかった。反面、短編映画の場合、事務所の立場でも、ユーザーを引き寄せられるOTTの立場でも、“Win-Win”する戦略だ」と述べた。
それと共に、「短編映画の他にも、これまでの活動を記録するドキュメンタリー映画など、アーティストの特性を生かした差別化された映像が出てくる可能性がある」と見通した。

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