映画『リボルバー』に出演のイム・ジヨン、「初めて本能的に演技した」

2024年08月02日

「いつもは演技をするとき、多くの計算をする。今度はただ現場のエネルギーを感じてみようという気持ちで初めて勇気を出してみた。私も思ったより感覚的で本能的に演じられる俳優だということに気付いた」
1日、ソウル・鍾路(チョンノ)区のあるカフェで会った俳優のイム・ジヨンは、オ・スンウク監督の映画『リボルバー(原題:리볼버)』の撮影当時を振り返り、このように語った。

7月に韓国で公開されるこの映画は、すべての罪をかぶり刑務所に入っていた元警察のハ・スヨン(チョン・ドヨン)が、出所後約束した金を受け取るために命をかけた旅程に出る話だ。 イム・ジヨンは他の意図を持ってスヨンに接近したが、次第に同化し彼女を助けることになるバーのマダム、チョン・ユンソンを演じた。 “カンヌの女王”チョン・ドヨンが作品の中心を引っ張っていくが、イム・ジヨンの役割や出番もまた作品の相当部分を占める。
イム・ジヨンは、「最初は並外れた先輩たちの間で、『私一人でできなかったらどうしよう』と不安だった」としながらも、「チョン・ドヨン先輩と(本部長役の)キム・ジョンス先輩が、『ただあなたの姿を見せてくれ』と言ってくださり、『そうだ、一度思い切ってやってみよう』と思った」と述べた。
「(Netflixシリーズ)『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』のパク・ヨンジンも、すべてを計算して作ったキャラクターだった。しかし、チョン・ユンソンは演じながら、初登場から本能的に動いていた。現場で直感的に動く自分自身に“セルフ称賛”をたくさんした(笑)。まるで卵を割って出てきた気分だった」
イム・ジヨンが、より自由に演技を繰り広げることができたのには、先輩たちのアドバイスのおかげもあるが、デビュー以降地道に作品をこなし、自分を手放すことができる経験値を積んだおかげだ。 韓国芸術総合学校(韓芸総)の演劇院に入学した後、学生・独立映画に主に出演していた彼女は、映画『情愛中毒』(2013)で産業映画に挑戦し、さまざまなドラマ作品で存在感を見せた。
イム・ジヨンは、「一つひとつの作品を経て、いつ力を入れて抜かなければならないのかを知ることになった」とし、「一方では、私の顔を愛することができ、私の魅力が何なのかも見つけた」と説明した。 彼女が挙げた俳優イム・ジヨンの魅力は、「彫刻のようにきれいではない顔」だった。美しすぎないルックスのおかげで、悪い役も善良な役も、純真な役も、気さくな役もこなすことができるというのが彼女の説明だ。
彼女『リボルバー』で演じたチョン・ユンソンもやはり、多彩な顔を持つ。作品の序盤部には、金しか知らない俗物のように見えるが、ハ・スヨンに人間的に惹かれた後は、無条件に彼女を助ける。
イム・ジヨンは、学生のときからチョン・ドヨンの熱血ファンで、自らを“韓芸総のチョン・ドヨン”だと冗談のように言って回ったという。彼女が『リボルバー』に出演した理由もまた、チョン・ドヨンと一緒に演じてみたいという気持ちが大きかったためだ。彼女はオ監督とチョン・ドヨンがタッグを組んだ『無頼漢 渇いた罪』(2015)のファンでもある。 イム・ジヨンは、「幼い頃、(チョン・ドヨン)先輩にとても憧れていて、そんなニックネームを付けた」とし、「あまりにも尊敬する先輩と“人物対人物”として、(『リボルバー』の)現場にいられたこと自体が幸せだった」と強調した。
イム・ジヨンとチョン・ドヨンの“Womance”(Woman+Romance)が輝く『リボルバー』は、今夏の映画の中で唯一女性の叙事を全面に出した作品でもある。夏場を狙って公開された最近の韓国映画は、たいてい男性主人公たちの“ブロマンス”(Bromance)を描いた。
イム・ジヨンは、「私たちの映画は、チョン・ドヨン先輩がワントップで私はかわいい“サブ”」としながらも、「女性たちのケミストリー(調和)が与える魅力を観客たちに気付いてほしい」と願いを伝えた。
彼女はまた、「映画に対する欲が多いが、女性の叙事を盛り込んだシナリオがたくさん作られてほしい」とし、「劇場や映画を愛する人として、映画に着実に挑戦したい」と述べた。

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