終盤を迎えた夏の劇場街を熱く盛り上げる…休日を控え『幸せの国』など期待作4本が公開

2024年08月13日

終盤に入っている夏の繁忙期の劇場街で、韓国商業映画2本とハリウッドのブロックバスター2本が一度に公開され、“一勝負対決”を繰り広げる。 2024年パリ五輪の閉幕と韓国の祝日がかみ合った結果で、公開作のジャンルも多様だ。これから作品を見ようとする観客たちの期待もいっそう高まっている。
◇ 夏のピークシーズン終盤、再び熱くなる劇場街
劇場街によると今月14日、チョ・ジョンソク、故イ・ソンギュンさん、ユ・ジェミョン主演の『幸せの国(原題:행복의 나라)』、ヘリ(Girl’s Day)主演の『ビクトリー(原題:빅토리)』、ハリウッドのブロックバスター『ツイスターズ』、『エイリアン:ロムルス』の4本が同時に公開される。 いずれもかなりのヒット潜在力を持つ期待作ばかりだ。
7月の中旬から8月中旬までを劇場街の伝統的な夏のシーズンと見ると、その最後に期待作4本が一度に披露されるのは異例なことだ。 パリ五輪が閉幕しながら、スポーツに集中していた大衆の関心が、映画やドラマなどのコンテンツに戻ることができると同時に、韓国の祝日が合致した結果と解釈される。 今回の祝日は、観客が集まる金曜日や週末に続いて、ヒットを狙う配給会社としては、見逃せない機会だ。
『幸せの国』は、千万映画『王になった男』(2012)のチュ・チャンミンが演出した法廷ものだ。 パク・・チョンヒ(朴正煕)大統領が、キム・ジェギュ中央情報部長の銃に暗殺された1979年の“10・26事件”当時、キム・ジェギュの随行秘書官として事件に関与し、処刑されたパク・フンジュ陸軍大佐の裁判を映画的想像で再構成した。 俳優のチョ・ジョンソクがパク・フンジュをモチーフにしたパク・テジュ(イ・ソンギュンさん)の弁護人チョン・インフ役を務め、訴求力のある演技を繰り広げる。先月31日に公開された『パイロット(原題:파일럿)』でコミカルな演技をしたチョ・ジョンソクの変身も見どころだ。
ロマンティックコメディー『シングル・イン・ソウル』(2023)を演出したパク・ボムス監督の『ビクトリー』は、世紀末である1999年の慶南(キョンナム)巨済(コジェ)の高校生たちが、チアリーダーのサークルを結成した話を盛り込んだ青春ドラマだ。 チアリーダーサークルの熱い応援が、スクリーンを越えて感動と希望を与える。ガールズグループ出身のヘリが、演技だけでなくダンスの実力も発揮する。
『ツイスターズ」は、俳優のユン・ヨジョンにアカデミーの助演女優賞を与えた『ミナリ』(2021)を演出した韓国系アメリカ人のリー・アイザック・チョン監督の新作で、『ツイスター』(1996)の続編格である災難映画だ。 アメリカ・オクラホマ州の平原を背景に、大雨と強風を伴った竜巻を、先端視覚特殊効果(VFX)技術で、リアルに具現しながら、危険を冒して竜巻を追いかける青年たちの情熱を描いた。
『エイリアン:ロムルス』は、ハリウッドのSF恐怖映画シリーズ『エイリアン』の7番目の作品で、シリーズ1である『エイリアン』(1979)や『エイリアン2』の中間時期に該当する話だ。 フェデ・アルバレス監督がメガホンを取ったこの映画は、まだ試写会を開いておらず、ベールに包まれているが、予告編を通じて、前作に劣らないスリルと恐怖を予告した。
これら4本は、劇場街でヒットを集めているチョ・ジョンソク主演の『パイロット』、7日に公開されたチョン・ドヨン主演の『リボルバー(原題:리볼버)』、マーベルのブロックバスター『デッドプール&ウルヴァリン』などと競合を繰り広げることになる。
◇ 『脱走』&『ハンサムガイズ』&『パイロット』がヒット
今夏の繁忙期を迎え、一足先に公開された映画たちの好成績が目立つ。
先月3日に公開されたイ・ジェフンとク・ギョファン主演の『脱走(原題:탈주)』は、興行に成功した事例に挙げられる。累積観客数が、損益分岐点(200万人)を超えたのに続き、最近250万人を突破した。 最前線の北朝鮮軍人が、命を懸けて南側に脱出する物語の『脱走』は、山と野原を背景に繰り広げられる追撃戦に、強度の高いアクションが添えられ、好評を得た。
これに先立ち、6月26日に劇場公開されたイ・ソンミンとイ・ヒジュン主演のコメディー『ハンサムガイズ(原題:핸섬가이즈)』も、損益分岐点(110万人)を超え、180万人に近い観客を集めた。
ヒット中の『パイロット』も損益分岐点(220万人)を突破し、急速に観客数を増やしている。劇場街では、『パイロット』が新作の攻勢にも勢いが折れない場合、最終的な観客数は500万~600万人になるのではという展望が出ている。
子どもの観客と保護者を呼び込み、劇場街の強敵として浮上した韓国アニメーション『愛のハチュピン(原題:사랑의 하츄핑)』の善戦も目立つ。
『脱走』や『ハンサムガイズ』、『パイロット』のように、損益分岐点を超えた韓国映画が相次いで出てきたのは、前向きな信号という評価が出ている。
CGVのファン・ジェヒョン戦略支援担当は、「損益分岐点を超える映画が続いてこそ、映画産業で投資と制作の好循環が起こる」とし、「そんな点で『脱走』のような映画のヒットは、意味ある成果だ」と述べた。

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