映画『ベテラン2』主演のファン・ジョンミン、「9年が過ぎてもソ・ドチョルは変わらない」
2024年08月21日

リュ・スンワン監督が演出した犯罪アクション映画『ベテラン』(2015)は、熱血刑事ソ・ドチョル(ファン・ジョンミン)が犯罪者を捕まえようと手段を選ばず直進するエネルギーに満ちた作品だ。公開当時、1,341万人の観客を動員し、“千万映画”の仲間入りをした。
9年ぶりとなる続編『ベテラン2(原題:베테랑 2)』が、来月13日に公開される。今回もリュ監督がメガホンを取り、ファン・ジョンミンがソ・ドチョル役を務めた。
ファン・ジョンミンは20日、ソウル・龍山(ヨンサン)区のある映画館で開かれた『ベテラン2』の制作報告会で、「エネルギーをはじめ、すべての面でシリーズ1を越えると自信がある」と述べた。
秋夕(チュソク、中秋節)の連休に合わせて公開される『ベテラン2』は、今年の韓国映画最高の期待作の中の1本に挙げられる。5月に「第77回カンヌ国際映画祭」と来月の「第49回トロント国際映画祭」に招待され、作品性も認められた。
ファン・ジョンミンは、「9年が過ぎてもソ・ドチョルは変わらず、そのままだ」とし、「シリーズ1の衣装をそのまま着用し、ヘアスタイルも同じようにした」と強調した。
ソ・ドチョルのエネルギーは変わらないが、話は進化した。シリーズ1で法の上に君臨する財閥3世を懲らしめたソ・ドチョルは、今回の作品では、全国を騒がせた連続殺人犯を逮捕しようと乗り出す。
リュ監督は、続編を出すのに9年がかかったことに対して、「前作の成功を踏襲しなければいけないし、同時に新しいことだけを追求してもいけないので、バランスをどのように取るか悩んでいたら、台本を書くのに多くの時間がかかった」と打ち明けた。
リュ監督は、『ベテラン2』の特徴を一言で「慣れと新しさの調和」と紹介した。
彼は、「もう少し進化した面白さを見せるために悩みながら選択したのは、迫力あふれる緊張感だった」とし、「前作が悪の対象に向かって単純に走っていく構造なら、今度は悪党の存在が手につかない話も多層的だ」と述べた。
『ベテラン2』はフェイクニュースの氾濫で、真実と偽りの境界が曇る社会性も反映した。BGMは、リュ監督の前作『密輸 1970』(2023)の音楽監督である歌手のチャン・ギハが務めた。
『ベテラン2』に新しい感覚を吹きこむのは、シリーズの新しい顔である俳優のチョン・ヘインだ。チョン・ヘインは、素早い判断力と武術で、ソ・ドチョルの目に留まり、強力犯罪捜査隊に入る末っ子刑事パク・ソヌを演じた。
チョン・ヘインは、パク・ソヌ役にキャスティングされた時を振り返りながら、「とてもうれしく、わくわくして胸が熱くなるのを感じた。撮影日が来るのを待ちわびていた」と述べた。
撮影を控えて、基礎体力をつけ、格闘技を含んだアクション訓練も受けたというチョン・ヘインは、「本当にエネルギーがあふれる映画だ」とし、「そのエネルギーが観客にもそのまま伝わると信じている」と述べた。
『ベテラン』だけでなく、『生き残るための3つの取引』(2010)、『ベルリンファイル』(2013)、『モガディシュ 脱出までの14日間』(2021)、『密輸 1970』など出す作品もごとに完成度の高いアクションを披露してきたリュ監督が、続編を演出したのは今回が初めてとなる。
リュ監督は、「(『ベテラン』を演出しながら)ソ・ドチョルという主人公と映画の中の人々の世界に対する愛情が深まり、撮影が終わるやいなやファン・ジョンミンは先輩と続編を作ろうと約束した」と振り返った。
彼は「今回の映画はうまくいけば、ソリーズ3も作ることを私たちだけで約束した」と笑った。ファン・ジョンミンは「体力的に(過去より)大変なことはないが、持久力は以前より劣った。『ベテラン3』も早くやってほしい」と述べた。
