映画『ヒドゥンフェイス』で浮気をする指揮者に変身したソン・スンホン、「俳優として逸脱が面白い」
2024年11月18日

メロドラマから復讐劇、スリラーもの、犯罪追跡劇まで。
俳優ソン・スンホンは、これまでカッコよく正義感のある、正義のキャラクターを主に演じてきた。高い身長と彫刻のような顔のおかげで、このような人物を自然に吸収することができた。
しかし、キム・デウ監督の映画『情愛中毒』(2014)では、部下の妻と恋に落ちる軍人役をこなし、変身を図った。これまで築いてきたイメージとは正反対の“不倫する男”に挑戦したのだ。
彼は、20日に公開されるキム監督の次回作『ヒドゥンフェイス(原題:히든페이스)』でも、また別の顔を見せる。婚約者のスヨン(チョ・ヨジョン)が、突然行方をくらました後、彼女の後輩ミジュ(パク・ジヒョン)と浮気をする指揮者ソンジン役を演じた。
「監督がずっと『ソンジン(ソン・スンホンが演じた主人公)は、ダメ男だ』と言っていた。社会であまり会いたくない人というか(笑)。何か隠し持っていそうで、欲望はあるのに、そうでないふりをしている…。しかし、これまでやったことのなかった、現実にいそうな率直な内面を持った男なので、演じるには面白そうだと思った」
最近、ソウル・鍾路(チョンノ)区のあるカフェで会ったソン・スンホンは、この作品に出演することにした理由をこのように明かした。
彼は、「『情愛中毒』を基点にさらに開かれた気持ちで、キャラクターを選択することになった」としながら、「俳優としてこのような逸脱がとても面白く、やりたかったことに対する欲もさらに深くなった」と笑った。
『ヒドゥンフェイス』は一見、エロティシズムにだけ焦点を合わせたように見えるが、3人の主人公の過去をひとつずつ明らかにして、サスペンスを積み上げながら、ジャンル的面白さを与える。ソンジンとミジュの情事場面を、スヨンが家の中の密室で見守っていたという設定も、破格的でありながらも新鮮だ。
ソン・スンホンは、「単純に“のぞき見している人視点のドラマ”だと思っていた観客は、どんでん返しを繰り返すストーリーを見ながら、『本当に?』という反応になるだろう」としながら、「この作品に僕が惹かれたにもこのせいだ」と説明した。
何より、『情愛中毒』でキム監督と信頼を築いたため、プレッシャーにもなる『ヒドゥンフェイス』を難なく選択したと彼は述べた。
「以前から監督に、どんな役でもやるので声をかけてほしいと言っていた。それだけ信頼が大きかった。監督は、“露出のための露出”をする方ではない。状況がそのように流れていくしかなく、そんなシーンが起きるのも当然であるがゆえに、ベッドシーンが出てくる」
キム監督は、「お腹が少し出ていても構わない。運動しなくてもいい」と言ってソン・スンホンの負担を減らそうとしたが、ソン・スンホンは極限のダイエットを行い、見事な体格を作った。3週間、水とナッツだけを食べて、運動しながら耐えたという。
反面、撮影自体は大きな困難なく終えることができた。キム監督がまるでアクションシーンの息を合わせるように、すべての動作をあらかじめ決めてくれたからだ。
「監督のディレクション(演技指示)は、とても正確だった。『自分でやってみろ』と言う監督もいて、ある俳優は苦しんだりもするそうだが、キム監督はそんなことがまったくない。助監督と一緒に(ベッドシーン)のお手本を見せてくださったが、それを見るのが一番大変だった(笑い)」
1996年にシチュエーションコメディーを通じて、俳優としてデビューしたソン・スンホンは、「秋の童話」で日本、中国、東南アジアなどで人気を博した“元祖韓流スター”でもある。
彼は、「最近は韓国コンテンツが世界的に愛されているという一昔前は想像すらできなかった時代だ」としながら、「こういう時であるほどプレッシャーも感じ、責任感も持たなければならないと考える」と強調した。
以前、バラエティー番組を避けていたソン・スンホンが、最近は次々とバラエティー番組に出演していることも、主演俳優としての責任感のためだ。
彼は、「今は、僕がバラエティー番組に出たくないからといって決められる時代ではなく、プロモーションも僕たち(俳優たち)の役割だ」としながら、「一方で、年を取って拒否感や不安感がなくなった」と述べた。
