韓国劇場界、『ミッキー17』の公開で盛り上がりを見せる

2025年03月06日

ポン・ジュノ監督のハリウッド映画『ミッキー17』に続き、今月下旬から中規模以上の商業映画が相次いで公開され、韓国映画界は盛り上がりを見せると思われる。

『ミッキー17』は、ポン・ジュノ監督が『パラサイト 半地下の家族』(2019年)でカンヌ国際映画祭とオスカーを制して以来、6年ぶりに披露する新作だ。ポン監督は、観客1000万人を動員した『グエムル -漢江の怪物-』や『パラサイト 半地下の家族』に続き、英語映画『スノーピアサー』(935万人)でも商業的な成功を収めた。

『ミッキー17』は、先月28日の公開からわずか4日で観客動員数100万人を突破し、順調なスタートを切った。興行収入の市場占有率は約70%に達し、単純計算すると劇場を訪れた観客の10人中7人が『ミッキー17』を観覧したことになる。

しかし、今月末からは『ミッキー17』の独走を阻もうとする中・大手配給会社の韓国新作映画が続々と公開される。

チョ・ジャンホ監督のスリラー映画『ストリーミング(原題:스트리밍)』が、今月21日に公開される。チャンネル登録者数トップの犯罪動画クリエーター、“ウサン”(カン・ハヌル)が、連続殺人事件の犯人を追う中で巻き起こる物語を描いた作品だ。

その翌週の27日にはキム・ヒョンジュ監督のスポーツドラマ『勝負(原題:승부)』が公開される。囲碁界の伝説、“チョ・フンヒョン”とその弟子“イ・チャンホ”の対決を描いた。チョ・フンヒョン役をイ・ビョンホン、イ・チャンホ役をユ・アインが演じる。

4月に入れば、ほぼ毎週新作が公開され、「激戦」が繰り広げられる見通しだ。

俳優ハ・ジョンウが『いつか家族に』(2015年)以来、10年ぶりに演出した作品『ロビー(原題:로비)』は、4月2日に劇場公開される。

研究一筋のスタートアップ企業代表“チャンウク”(ハ・ジョンウ)が、4兆ウォン規模の国家プロジェクトを獲得するため、人生初の「ロビーゴルフ」を始めながら巻き起こる出来事を描いた。

来月23日に公開されるファン・ビョングク監督の『野党(原題:야당)』もヒットの可能性を秘めた作品だ。韓国の麻薬市場を仕切るブローカー・野党(カン・ハヌル)と、さらなる出世を狙う検事(ユ・ヘジン)、麻薬犯罪撲滅に人生を懸ける刑事(パク・ヘジュン)らが絡み合う犯罪アクション映画だ。

毎年、春の映画界をけん引してきた『犯罪都市』シリーズのマ・ドンソクは、『聖なる夜: デーモン・ハンターズ(거룩한 밤: 데몬 헌터스)』で帰ってくる。

来月30日に公開されるこの映画は、悪を崇拝する集団によって混乱する都市で、悪の集団を撲滅しようとする解決屋“バウ”(マ・ドンソク)らの戦いを描いたオカルトアクション作品だ。悪魔をつかまえようとするマ・ドンソクが爽快なアクションを見せるものと予想されている。

巨額の制作費が投じられたブロックバスター作品こそないが、幅広い世代が楽しめる多彩な作品が次々と公開されるため、映画界はすでに期待感に包まれている。

あるマルチプレックス関係者は、「1000万観客を動員する『犯罪都市』のような映画はないが、中規模のヒットが見込める作品が多いのは朗報だ」とし、「『ミッキー17』の公開で映画と劇場に対する注目も高まっているため、公開を控えている韓国の新作映画にも関心が注がれると予想する」と話した。

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