『寄生虫』字幕も芸術…「演出リズムに合わせて翻訳した」
2019年06月06日

カンヌ国際映画祭のパルムドール賞に輝いた映画『寄生虫(原題:기생충)』が先週公開され、すでに観客動員数400万名を超えた。
韓国社会の背景を韓国語で描いた映画が海外でも共感を得ているのは、英語字幕の力も小さくない。
映画『寄生虫』がカンヌ映画祭で、公式上映された日、上映後はもちろん、上映中も、爆笑と拍手が途切れる事はなかった。
(ポン・ジュノ監督)「皆さん、自分の国の状況と同じだと言います。だからイギリスの方は、これをそのままロンドンの背景にしてリメイクすれば、シナリオを書き換える必要は全くないと言います」
わざと真剣な言い回しを選び、滑稽さを活かした。
『寄生虫』が全世界の人の共感を得たのはこのような字幕の役割が大きかった。
(ダシ・パケット/映画評論家・『寄生虫』英語翻訳)「短くまとめなければならないし、うまく翻訳しようとすると、文化も理解しなければならない。またキャラクターもよく理解しなければならない」
単純な意味を伝えるだけでなく、演出と演技のリズム感まで、傷つけることなく移さなければならなかった。
(ダシ・パケット/映画評論家・『寄生虫』英語翻訳)「もともとのセリフと似たリズム感を持たなければならないと思う。(語順が違うため)翻訳も笑うシーンは同じタイミングで出さなければならない」
最近、勢いのある韓国産業映画が、海外で注目され、良質な字幕の需要も伸びている。
(ダシ・パケット/映画評論家・『寄生虫』英語翻訳)「(韓国に)実力ある監督が多いので、デビュー作やあまり知られていない監督作映画の翻訳をすることになると、うまく翻訳できればこの監督にチャンスが来るかもしれないという責任感もある」
今後、韓国映画の価値を違う文化圏に完全に伝えることのできる力量のある翻訳家を発掘することも重要な課題だ。
