ドラマ「ただ、一つだけの愛」「パフューム」、簡潔明瞭さで安定した固定ファンを確保
2019年06月19日

KBS水木ドラマ「ただ、一つだけの愛(原題:단, 하나의 사랑)」と月火ドラマ「パフューム(原題:퍼퓸)」が難しくなく、明確なストリーラインで安定軌道に入った。
19日CJ ENMとニールセンコリアが発表した6月第2週(10~16日)コンテンツ影響力評判指数(CPI・下段用語説明参照)集計で「ただ、一つだけの愛」が前週に続き9位をキープした。CPI指数は218.3で、「パフューム」は22位(199.5)にランクインした。
「ただ、一つだけの愛」はそれなりに競争が熾烈な中でも7~8%台をキープし水木ドラマの1位を走り、「パフューム」もまた相対的に緩めの月火ドラマ市場で第8話まで6~7%台の安定した成績を収めている。
「ただ、一つだけの愛」はバレエという特殊素材を取り入れたが、主なストーリーは視力を失ったバレリーナの再起過程とバレリーナと天使の間の愛だ。
多少空想的な童話のように見えるストーリーだが主演のシン・ヘソンとキム・ミョンス(INFINITEのL)が各自のキャラクターをオーダーメイドの服を着るように消化しながらドラマに実在感を加える。特にシン・ヘソンは傷の多いバレリーナを繊細に演じながらも作品を先頭に立って引っ張っており、キム・ミョンスも純粋な天使を弾けるような魅力で消化していると評判だ。
ここにバレエ団内部のエピソードや天使界での独特なルールなど小技が絡み合い、ストーリーがより豊かになった。
もちろん中盤に差し掛かり男女主人公のロマンスに集中せず、蛇足のように見える内容が大きな比重で描かれることに対する不満も出ているが、次回を見ざるを得ないように作られたエンディングカットなど、自然な緩急調節で動力を維持している。
そしてもう一つの作品「パフューム」は、20歳から49歳までのターゲット視聴率で4%高い成績を出し若い層から支持を得ている。人気の秘訣は俳優たちの好演と、ファンタジーと現実のコミカルなコンビネーションが挙げられる。
SBSの「皇后の品格」で悪役の皇帝として女性ファンたちから愛された俳優のシン・ソンロクは今回の作品を通じ、無愛想かつ純情ロマンスを兼ね備えたキャラクターを生かしている。
女優のコ・ジュニの代打として乗り出したコ・ウォニはシン・ソンロクととても息の合ったコミカルな演技を披露。どこか隙があるように見えながらも親しみのあるイメージがロマンティック・コメディ(通称ロコ)というジャンルにはむしろ適しているという評価だ。ファッションを素材にした“ロコ”が洗練されて几帳面に描かれていたら、かえって大衆性を確保することは難しかっただろう。
同時に「パフューム」はファンタジージャンルでありながら内容の展開は極めて現実的に描かれているという点で共感を得ている。
ミン・ジェヒ(ハ・ジェスク)が香水を振りかけ若くてきれいなミン・イェリン(コ・ウォニ)に変身するというコンセプトはファンタジーである。その反面、ちょうどよい時に香水を振りかけなければ1分の誤差もなく本来の姿に戻り、一生を家族に捧げたが弊履のように捨てられた現実と向き合う彼女の人生は極めて現実的だ。
両作品は最近ロマンス作品が大量に登場する中、ロマンスの核心は結局トレンディーなコンセプトよりストーリーだということを示している。
むしろこの作品たちのようなすでに一度見たことがある陳腐な素材であっても、ストーリーをどのようにまとめるかによって視聴者の反応は変わる可能性がある。いくらトレンディーな素材でもコンセプトだけがあって大筋やエピソードがなければ共感を得にくいということを放送中の他のロマンス作品から確認することができる。
もちろん両作品は100%完成度を誇る作品だとは言い難い。むしろ行き当たりばったりな部分は多い。ただ特殊な作品がない状況では単純明瞭なストーリーと気楽な面白さを備えた作品がむしろ安定した人気を得られることを見せてくれる。
