キム・レウォン「映画のすべてのシーンが“普通の恋愛のすがた”」
2019年09月26日

泥酔し、元カノに「何してる?」「寝てる?」というようなメッセージを送り、翌朝後悔する。そしてその日にまた酒を飲んで、同じ事を繰り返す。
来月2日に公開されるロマンチックコメディ映画『最も普通の恋愛(原題:가장 보통의 연애)』で俳優キム・レウォン(38)が演じた“ジェフン”の姿だ。キム・レウォンは、“ジェフン”をある意味、情けないが、よくいそうな元カレの姿として描き出した。
25日、鍾路区(チョンノク)昭格洞(ソキョクドン)でインタビューに答えた彼は、「“ジェフン”と私は全然似てないと思う」と笑った。「私は酔っぱらって、“寝てる?”“何してる?”というようなメッセージを送った事はない。付き合っていた彼女と別れた事はあるが、ここまではしなかった。“ジェフン”は少し弱い人なのかもしれない。だから、酒に頼るようになり、そのせいで情けないと言われるのだと思う」
“ジェフン”は、ある日、酒に酔い、知らない番号に電話をかけ、二時間以上話をする。偶然にもその通話相手は、彼の働く会社に新しく入社してきたソニョン(コン・ヒョジン)だった。そのことを知り、きまりが悪くなる“ジェフン”。
「それがきまり悪いことなのか?と思った。実際、私は“ジェフン”が情けないとも思わなかった。失恋の痛みと悲しみは重く、辛い。下手すると私のせいで映画がとても重くなってしまうのではないかと思い、気を付けた。だから、映画序盤に出てくる転ぶシーンでは、とても満足な演技ができた。リアルな痛みと情けない姿を見せるシーンだった。その後“ジェフン”が自然に変わっていく姿を重くならないように演じようと努力した」
キム・レウォンは、「“酒を飲んで失敗をする”という設定から“ジェフン”のキャラクターを作あげていった」と付け加えた。
別れに対する態度が違う二人の男女が、いざこざを繰り返しながらも惹かれ合うという点がこの映画の主な内容であるため、相手役であるコン・ヒョジンとの阿吽の呼吸が必要だった。キム・レウォンは「出演オファーが来た際、“コン・ヒョジンさんがやるなら私もやる”と言った」と強調した。「このシナリオを見ながらヒョジンさんの事が思い浮かんだ。一緒に演技するシーンで、ヒョジンさんとやれば私もうまく演技できるような気持ちになった。ヒョジンさんはいつも魅力的で、自分の感情に正直で、ナチュラル。そんな姿が素敵だと思う」
映画の中で“ジェフン”と“ソニョン”は、毎日お酒を飲みながら、微妙な関係に発展する。二人の酔っぱらった演技はすべてシラフで行われたものだ。キム・レウォンは、「最初は心配したが、映画を見た知人が、“本当にお酒を飲んで撮影したのか”と聞いてきた。扮装の効果も少しあった」と笑った。
映画のタイトルでもある「最も普通の恋愛」については、「とても難しい」と打ち明けた。「“ジェフン”も、“ソニョン”も最も普通の恋愛をしているとも言える。しかし、“ソニョン”は失恋の傷にとても鈍くなるし、“ジェフン”はさらに未熟だ。そのようにして恋愛の方法も少しずつ変わっていくだろう」キム・レウォンは、「映画の中での“ジェフン”と“ソニョン”のいざこざシーンがすべて合わさってこそ“普通の恋愛”ではないかと思う」と付け加えた。
