「作品のためなら喜んで!」…すべてを投げ打つスターの作品愛

2020年03月05日

俳優たちはまるでカメレオンのようだ。作品ごとに新しい姿に変身し、人々の前に現れる。
作品のキャラクターと完全に一体となるため、話し方や行動を工夫したり、時には大胆なヘアスタイルや衣装にチャレンジしたりもする。
役作りのため、積極的にイメージチェンジを行っていくスターたち。その苦労エピソードをご紹介したい。
韓国で2019年に公開され、1600万人を動員した大ヒット映画『エクストリーム・ジョブ』。
個性あふれるキャラクターの中、麻薬捜査班”チャン刑事“役を担ったイ・ハニは、痛快なアクションと味のあるセリフで劇に活気を加えた。
躍動感あふれる演技と同じくらい注目を集めたのは、彼女のすっぴん姿だった。
2006年の第50回ミスコリアの優勝者であり、2007年の「ミスユニバース世界大会」4位のイ・ハニだが、世界が認めたその美貌の維持を一旦ストップし、ありのままの姿で演技に挑んだのだ。
映画のマスコミ試写会でイ・ハニは「“綺麗なふりさえしなければ、いい演技ができる”という信念のもと、“すっぴん演技”に臨んだが、思ったより簡単ではなかった。モニターで自分の姿を確認した時、“自分はこんな顔だったのか”と衝撃を受けた」と撮影時のエピソードを明かした。
さらには同席していた出演俳優らも「あまりにも普段の顔と違うので、モニターが壊れたのかと思った」と口をそろえた。
自身だけでなく、周りも驚いた様子だが、それでも彼女がメイクを拒み、すっぴんで演技に挑んだのは「女刑事がいるというよりはただ5人の刑事がいるという感じを出したい」という思いからだった。
刑事という職業を忠実に表現しようとしたイ・ハニの女優魂は素晴らしいものだ。
イケメン俳優として挙げられる俳優チャン・ドンゴンもまた、作品で驚きのイメージチェンジを遂げた一人だ。
2018年、韓国で公開された映画『七年の夜』で悪役を担い、強烈な印象を残したチャン・ドンゴンだが、その名演技と同じくらい話題になったのが彼の「M字型ハゲ」姿だった。
マスコミ試写会で彼は「監督が突然“髪型をM字型ハゲにしてみようか、脱毛しよう”とおっしゃり、はじめは冗談だと思っていた。なぜそこまでするのか…と。しかし完成した作品を見た時、まるで自分ではない別人がいるような感じがした」とのエピソードを明かし、大きな決意を持って挑んだM字型脱毛に満足そうな様子を見せた。
しかし、あまりにもその脱毛が自然だったからだろうか。ネットには“チャン・ドンゴン、ついにM字型ハゲになったか”とのコメントが相次いで寄せられたという。
チャン・ドンゴンは「実際は作られた“M字型ハゲ”。撮影の度にかみそりで形を整えていた」と髪型にまつわるエピソードも明かした。
ハゲを隠すため、植毛する人がたくさんいる中、役作りのためあえて脱毛するなんてその俳優魂には感服するしかない。
ドラマ、映画、ミュージカルなど様々な分野で活躍中の俳優チョ・ビョンギュもまた役作りのため、血のにじむような思いをしたことがあるという。
あるドラマで高校生役を担ったチョ・ビョンギュ。なんと彼はこの役作りのため、ひげを脱毛したのだ。
トーク番組に出演した際「ひげ剃りをするのではなく、ワックスを塗って一気に引き抜く“ワックス脱毛”をやった。僕はひげが濃い方なので、この脱毛を12回程行った。鼻の中の方のひげを抜いた時は、一瞬気絶してしまった」と並々ならぬ苦労エピソードを明かした。
本当の高校生に見えてしまうほど自然だった名演技の裏には、彼の体を張った努力が隠されていた。
担った役を完璧にこなすため、自身のすべてをかけて邁進するスターたち。
このような彼らの情熱と努力があるおかげで、よりよい作品が出来上がっていくのだろう。

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