シンガーソングライターのNilo、「新譜は色眼鏡で見ずに聞いてほしい」と音源買い占め疑惑に反論
2020年06月16日

「色眼鏡で見ず、1番から5番トラックまで続けて聞いたいただけたら幸いだ」
2018年4月、「Pass by」が音源チャートで“電撃的な1位”を獲得した後、シンガーソングライターのNilo(ニロ)の歌手人生は様変わりした。
大衆に広く知られるきっかけになったが、音源買い占めという疑惑を受けたことによりまだそのレッテルは依然として彼に付きまとう。
新譜のリリースを控え、最近ソウル・鐘路区(チョンノク)寿松洞(スソンドン)でインタビューを行い、Niloは「最後まで僕を信じていらっしゃらない方々を説得させる力はないが、僕の音楽を好きになってくださる方々のためにアルバムを作った」と述べた。
彼は16日に2ndミニアルバム『About Me』をリリース。
「Pass by」が収録された2017年の1stミニアルバム『About You』のアルバムの延長戦であり、昨年8月にリリースしたシングル「He'story」以来、10か月ぶりの新作だ。
タイトル曲「It's Raining」をはじめ「If it was the same」や「I know」、「With you」などのバラード曲とピアノ演奏曲「Yunseul」など5トラックを収録。
倦怠期で別れの痛みや諦めることを経て、再びときめきを取り戻すまでの愛の感情の変化によってトラックを構成したという。
Niloがこれまで披露してきた感性的なバラードが今回のアルバムにも引き継がれる。
彼は「『Pass by』で広く知られており、大衆の方々もその声を聞き慣れていらっしゃると思い、その延長線上で僕の声をお届けしようと思った」と述べた。
彼は今回、アルバム全曲を作詞・作曲。「Pass by」をはじめ、以前の楽曲もすべて直々に書き下ろした。
彼は「いつも僕の紹介をするときに“シンガーソングライターのNilo”と話しているが、実は楽曲を通じて見えることが多いので、歌手としてよく知られている」と述べた。
今後、「About Nilo」をタイトルにしたアルバムも構想している。
今回のアルバムのリリース前までNiloはマスコミとインタビューを行ったことがなかった。そのために彼がどのように音楽をしてきたのかもあまり知られていない。
中学校3年の時にポップスターのブライアン・マックナイトの訪韓公演の映像を見て、「カッコいい」と思ったことが始まりだったという。学生時代にバンド部のボーカルとして活動していたが、20歳の時にアカペラグループを作り、27歳まで活動。
軍隊から除隊した後、1人でも作曲を始め、アルバイトを並行しながら自力でシングルを出した。
2017年10月にリリースした『About You』のEPも1人で作ったアルバムだ。
所属事務所LIMEZエンターテインメント(以下、LIMEZ)に所属したのはその後の2018年1月頃だという。
彼は「実を言うと『Pass by』が収録されたアルバム『About You』に反応がなければ、音楽をやめようと思った。無所属の時も反応が良かった。ランキングが口コミで300、400位まで上がった」と述べた。
その後「Pass by」がチャート逆走行し、ランキングで1位に上った。
しかしNiloは「実はよかったのは1位に上った時までで、1位を取ってからは全然よくなかった。事実ではないことが事実であるかのように広まるのが悔しかった」と述べた。
外的に話題となったきっかけがなく、比較的なじみのない歌手がチャートのトップに上ったという点が疑われ、文化体育観光部まで調査に乗り出したが、明白な結論を下すことができなかった。
LIMEZ側はSNSを基にしたバイラル(拡散)・マーケティング効果だと説明してきた。
Niloは「1位になりたくて1位になったわけではない。他のアーティストたちもやっているマーケティングを同じようにやっただけ。実はそれ以上のこともやっていなかった」と反論。
自身に対するコメントをすべて読むという彼は「音源チャートに関連する事件が起きると僕の名前がいつも代名詞のように付けられている。解決できる法案が分かれば、何とか解決したいが、今の状況では実行に移せずもどかしい」と述べた。
ただ彼は「2年前だけでもこれほど関心を受け、僕の音楽を好きになっていただくことが、恐れ多くも想像できなかったこと。こんなふうに地道に今のようにだけやりたい」と述べた。
ファンカフェ“Vanilro(バニロ)”にも感謝の意を表した。
彼は「ファンの存在は、疲れ果てることなく音楽を続けられるパワーの源。皆さんのためにこれからも地道に懸命に音楽をやる」と強調した。
