KBS、9月から「KBSニュース9」で手話通訳を提供開始へ…地上波放送局では初めての試み

2020年08月28日

KBSが韓国の地上波放送史上初めて、メインニュース番組「生放送 KBSニュース9(以下、KBSニュース9)」でも手話通訳を提供する。
KBSは9月3日に「放送の日」を迎え、聴覚障がいを抱える視聴者のために地上波放送局の中で初めてメインニュースとなる「KBSニュース9」で手話通訳を提供することにしたと発表。
「KBSニュース9」はKBSの看板ニュースであるだけでなく、韓国のニュース番組の中で不動の視聴率1位を記録する番組として、今回の手話通訳提供が障がいを抱える視聴者の権益向上に象徴的な意味を持つとみられている。
KBSはこれまで少数者の権益保護を公営放送の最優先価値の中のひとつと考え、これを実現するためにさまざなな努力をしてきた。
KBS1TVと2TVを合わせて、2020年上半期基準で全体の番組の12.9%程度で手話通訳を提供している。
これは放送分量の5%を手話放送で編成・制作できるようにした、障がいを抱える視聴者の放送アクセス権の告示の義務比率をはるかに超える数値だ。
特に1TVの場合、2020年上半期基準で21.9%の手話放送の比率を記録。
KBSは気象、災害、感染病の発生および南北首脳会談など、主要問題が発生するたびにニュース特報を放送しながら、特定の視聴層が疎外されないよう昼夜問わず手話通訳を提供している。
KBSはこれまで聴覚障がいを抱える視聴者の放送アクセス権を保障するために努力してきたが、テレビ画面の制約性により最も重要な情報を圧縮して伝えるべき特徴を持つメインニュースでは、手話通訳の提供決定を下すことができなかった。
しかし国家人権委員会が今年5月に聴覚障がいを抱える視聴者の放送アクセス権の保障のために、地上波3社のメインニュースで手話通訳を提供するよう勧告したことによりKBSは内部での論議の末に前向きな決定を下した。
KBSは「人権委員会の勧告は法的な拘束力はないが、外部環境に合わせ漸進的に改善するという発想から脱し、さまざまな視聴層を含む公営放送局の役割と義務を尽くすため、自発的に今回の決定を下した」と明らかにした。
さらに「今回の決定をきっかけに障がいを抱える人々の放送アクセス権の死角地帯をなくそうという努力をさらに強化する予定」だと付け加えた。

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