BTS、米Twitterで最も多くツイートされたアーティストに…世界中の人々をひきつける彼らの魅力は?
2020年09月17日

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、アメリカのTwitterユーザーが最も多くツイートしたアーティストは、BTS(防弾少年団)だということが分かった。
ビルボードは15日(現地時間)、Twitterが発表したトレンド報告書「Twitter From Home」を引用しながら、「過去半年間、アメリカのTwitterユーザーは、世界の歌手の中でもBTSを最も多くツイートした」と報道した。
この報告書は、今年3月1日から今月1日にかけて、アメリカでコロナウイルス対策のため、都市封鎖が行われた際の、アメリカTwitterユーザーの活動を分析したものだ。
報告書によると2位は、最近アメリカ大統領選挙への出馬を表明して話題となったラッパーのカニエ・ウェスト、3位はポップスターのビヨンセだった。
K-POPグループでは、NCTが6位に、ATEEZが8位に入り、K-POPがアメリカに及ぼしている影響力を見る事ができた。
BTSは先月21日、全歌詞英語のシングル「Dynamite」をリリースし、その後、アメリカのテレビ番組への出演を重ねた。
そして「Dynamite」は先月末、ついにビルボードのメインシングルチャートである「HOT100」のトップに輝いた。
ビルボードの1位にまでのぼりつめた彼らの魅力は、どんなものなのだろうか。
アメリカのオンラインメディア「BuzzFeed」は、「“Dynamite”、世界が今必要としている歌」との見出しで記事を出し、「マラソンを走っていて、転んでしまったと感じているすべての人に捧げる歌」というBTSメンバーの言葉をそのまま伝えた。
BTSのリーダーRMは、今月10日「生放送 KBSニュース9」に出演した際、「“Dynamite”という曲は、コロナ禍がなかったら生まれていない曲。希望や、面白さ、シンプルさ、前向きな慰め、こういったものが一役買ったと思う」と語った。
いつも歌の中に忘れてはならない歴史を盛り込み、若者の痛みをいたわってきたBTSが、今回は世界の人々に向けた応援歌を選択した。
アメリカのK-POPコラムニスト、ジェフ氏は、「BTSは、時代が望む歌を正確にとらえている」と分析する。
彼は「コロナのパンデミックで、私たちは“繋がる”ということがとても難しくなった。音楽の力は、多くの人々を繋ぐ上でとても重要だ。何かを議論するよりは、人々を繋いでくれる歌を探している。“Dynamite”のような歌が、実際の良い例となった」と説明した。
「Dynamite」は、英語の歌詞だったため、アメリカ社会に急速に拡散し、意味ある挑戦だったとも評価されている。
続けてジェフ氏は、「アメリカのチャートに1度だけランクインしようという戦略ではない。BTSは、独創的な音楽で、自ら成長した。今後、他にも英語で斬新な挑戦をしてもいいと思う」と語った。
また、ビルボード「HOT 100」の上位圏に入るためには、アメリカのラジオ放送を無視することはできない。
「一般的にアメリカでは、英語ではない歌が人気を集めるのは難しい。幸運にもBTSの歌は、ラジオのオンエア回数が増え、次第に多くの人がBTSの歌を耳にする機会ができた。BTSは、新たな舞台で新たな公演で、新たなTV番組で人々に歌を聞かせ、宣伝する機会を得ている」とジェフ氏。
また、“世代”の壁を壊す「レトロ」戦略も有効だった。
ファンキーなディスコ音楽を背景にデニムスタイル、LPレコード盤、ベルボトムのパンツやビッグフレームのサングラスまで、ビートルズやマイケル・ジャクソンといったポップ界の伝説を想起させ、中高年層から若者層まで、幅広いファンの獲得に成功した。
リーダーのRMはこれについて「ディスコポップは、多くの方々に馴染みのあるジャンル。馴染みあるジャンルだからこそ、様々な国籍や人種を越えて僕たちが絶えずアピールしてきた“本心”が、多くの方々に届いたのだと思う。このようなものが積もり爆発した結果が、文字通り“ Dynamite”になった」と話した。
アメリカのポップチャートを掌握したBTS。彼らの成果は、K-POP界はもちろん、西欧圏のポップ界でも新しい歴史として注目を集めた。
だからこそ、来年2月に開催される音楽界のアカデミー「グラミー賞」でのBTSへの授賞が、慎重に協議されている。
BTSはまた新たな歴史の1ページを開くのか。世界中の期待と注目が集まっている。
