温かいご飯に込められた思い…映画『飯情』公開

2020年10月08日

「さすらいのシェフ」として知られている料理研究家イム・ジホの旅を収めたドキュメンタリー映画『~ご飯で情を分ける~飯情(原題:밥정)』が公開される。彼の今回の「さすらいの旅」は、母親に向かった。
「一人で私を産み、育てた母親は交通事故で亡くなったと聞きました。実際に会う事はできなかったけど、私の作ったこの料理が、縁をたどって母と血縁のある人に出会う事ができれば嬉しい、そんな期待があります」
「家にいる母親が本当の母親でないという事を知ってから、全国をさすらい、母の痕跡を探すようになりました」
「貴重な材料を見ると、これで母のために何か作ってあげられたら良かったのに…こんな事を時々思います」
劇中、落ち着いた静かな声でゆっくりと語る彼の一言一言から彼の母親に対する思いがこぼれてくるようだ。
生んでくれた母、育ててくれた母に作ってあげられなかった温かい食事を、旅先で出会った母たちに捧げる。
手を伸ばせば、食べたい物を何でも手にする事ができる若者に、食事に込められた本当の意味をシンプルに伝える作品だ。

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