ウォンビンからファサ(MAMAMOO)まで…江原道や全羅道など故郷に錦を飾ったスターたち
2020年10月09日

韓国では先月末に秋夕(チュソク、中秋節)を迎えた。
例年は多くの人々が故郷で親戚や友人たちと楽しい時間を過ごしていたが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響でソーシャルディスタンスを守りながら、思い思いの連休を過ごした。
日本もお盆の帰省を自粛したりするなど、その影響は世界中に広がっているが、こんな時こそ改めて故郷への思いが胸をよぎるのではないだろうか。そこで活発な活動で故郷に錦を飾ったスターたちのエピソードをいくつか紹介する。
まず、韓国を代表するイケメン俳優ウォンビンは江原道(カンウォンド)旌善(チョンソン)出身。貴公子のようなルックスだが山里で生まれ育ったということで注目を集めた。
ドラマ「コッチ」で共演した女優のパク・チヨンは、純粋な田舎の青年だったウォンビンのデビュー当時の姿を鮮明に覚えているそうだ。
パク・チヨンは「あの子は旌善で私は全州(チョンジュ)だったから話が合った。10歳も年齢差があるのに」としながら、「そこら辺に生えている猫じゃらしで遊んだり、『この草知ってるでしょ?』とか他愛もない話をしていた」と振り返った。
デビューしてからソウルでの生活が長くなったが、心の片隅には故郷への懐かしさが残っていたのだろう。ウォンビンは旌善のある小麦畑で2015年に女優のイ・ナヨンと挙式を挙げた。
2人が寄り添い、まるで絵画のような現地の風景を見ると、ウォンビンが故郷を愛する理由が分かる気がする。
江原道が輩出したもう1人のスターは、男性アイドルグループ「SUPER JUNIOR」のヒチョル。
音楽競演番組「不朽の名曲~伝説を歌う」に出演した時も本人自ら「江原道で有名なのがキム・ヒチョルと韓牛!」と発言し笑いを誘った。
江原道の原州(ウォンジュ)出身で、日頃から故郷に対する愛情が格別だというヒチョルだが、初めてソウルに上京した頃は方言でからかわれたりしたという。
バラエティ番組「ハッピートゥゲザー3」で、「原州に方言はないが、イントネーションがたくさんミックスされたものがある」と切り出し、「SM(エンターテインメント)にいるみんなが僕の話し方を聞いて笑っていた」と明かした。
映画やドラマの中でよく聞く江原道の方言を、ユーモアあふれる“ヒチョルスタイル”で聞くと、より味わい深く耳に響くのではないだろうか。
次は慶尚道(キョンサンド)が故郷のスターたち。この地方からは歌唱力が優れた歌手が非常に多く誕生した。
まずは独特なボーカルで愛される赤頬思春期(BOL4)。「Some」などのヒット曲を輩出した赤頬思春期は、慶尚北道(キョンサンブクド)栄州(ヨンジュ)出身のアン・ジヨンとウ・ジユンの2人の少女が志をひとつにして結成したデュオだ。
現在は1人体制での活動となった彼女たちだが、ある番組では栄州市から贈られたという垂れ幕が紹介され話題となった。そこには「栄州の娘、赤頬思春期。第31回ゴールデンディスク新人賞受賞、おめでとうございます!」というメッセージが書かれており、ユ·ジェソクをはじめとする出演者を沸かせた。
その後、歌謡界を代表する“音源強者”として定着し、故郷の誇りとなった赤頬思春期だが、垂れ幕だけでなくさらに市長から直接電話までもらったという。
音楽番組「ユ・ヒヨルのスケッチブック」では、「『栄州市を広めてくれてありがとう。いつか一度食事をしましょう』とおっしゃっていた」と方言も交えながら明かし笑いを誘った。
その後も音楽番組「開かれた音楽会」の栄州編にも出演し、名実ともに故郷に錦を飾った。
最後に全羅道(チョルラド)は、アイドルグループのメンバーが多いことで有名だ。東方神起のユンホなど、道内の光州(クァンジュ)出身のスターたちが活発に活動している。
ガールズグループMAMAMOOのファサの故郷は、全羅北道全州。こちらは父親が娘のデビューを喜んで垂れ幕まで準備したという噂が流れた。
「ハッピートゥゲザー3」でファサは、「ガールズグループMAMAMOOに“入団”と書かれていた」と周囲の笑いを誘いながら、「でもこれは私の父が準備したものではない」と明かした。
番組で紹介された垂れ幕には「アン·チャンヨプの末っ子へジンさん、ガールズグループMAMAMOO入団」と書かれていた。これはファサも彼女の父親も知らなかったことで、父親の故郷の南原(ナムウォン)のおじいさんたちが、みんなでお祝いしてくれたのだと、その裏話を彼女は説明した。
多くの人からの祝福と声援がファサの芸能活動の原動力になったことだろう。
故郷に錦を飾った誇らしいスターたち。今後も韓国の津々浦々から輩出されたスターたちの活躍に期待したい。
