BTS、K-POP初のグラミーノミネート…保守的な世界で賞を手にすることはできるのか
2020年11月26日

ボーイズグループBTS(防弾少年団)が、アメリカの最高権威である音楽賞「グラミー賞(Grammy Awards)」の候補に上がり、世界中が沸いている。
グラミー賞を主催するアメリカのザ・レコーディング・アカデミーは日本時間25日、BTS の「Dynamite」を第63回グラミー賞「ベスト・ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス(BEST POP DUO/GROUP PERFORMANCE)」部門の候補として発表した。
韓国のクラシックや国楽関係者のノミネートや受賞はこれまでにあったが、韓国の大衆音楽がノミネートされたのは、史上初となった。
保守的だとも言われる「グラミー賞」候補に上がった事は、K-POP歌手として残された最後の壁を破ったという点で、さらに意味深い。
BTSがノミネートされた「ベスト・ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス」部門は、2012年に新設された部門で、デュオまたはグループ、コラボレーション形態のポップボーカルや演奏パフォーマンスから秀でた芸術的成果を収めた音楽家に授与する賞だ。
「主要4部門」ではなく、ジャンル部門に該当するが、グラミー賞の重要な部門の1つにあげられ、これまでアジアの歌手が候補に上がったことはない。
海外メディアは「K-POPの帝王がグラミーの歴史を塗りかえた」とその快挙を称賛すると共に、BTSが主要4部門の候補に上がらなかったことに関しては疑問を呈したりもした。
今回、候補として上がった「Dynamite」は、BTSが8月21日に発売したディスコポップジャンルのシングルで、韓国大衆音楽史上初めてアメリカ・ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」の1位を獲得し、すでに歴史的な記録を書いた曲だ。
BTSは、3年連続「アメリカン・ミュージック・アワード(American Music Award)」(以下、 AMAs)を受賞。「ビルボード・ミュージック・アワード(the Billboard Music Awards)」(以下、BBMA)は、4年連続で受賞しており、グラミー賞も受賞すれば「グランドスラム」を達成することになる。
グラミー賞は歌手、プロデューサー、評論家など、音楽の専門家団体「ザ・レコーディング・アカデミー」が1959年から毎年開催している授賞式で、アメリカの音楽賞の中でも最高権威を誇る賞だ。
大衆が投票する方式をとるAMAs、チャートの成績を基にしたBBMAとは異なり、グラミー賞は音楽性に焦点をあてて、候補と受賞者を選定しており、候補に上がるだけでも、栄誉とされる。
BTSがこれまで出してきた成果と競争力にグラミーの革新努力が相まって、今回は受賞の可能性も十分にあるとの見方もある。
受賞者は、アカデミー会員の最終投票で決定され、来年1月31日に開催される授賞式で発表される。
