キム・テリ、映画『スペース・スウィーパーズ』での船長役が好評「主体的に自分を語る役柄を選択している」
2021年02月16日

パク・チャヌク監督の映画『お嬢さん』でデビューし、『1987、ある闘いの真実』や『リトル・フォレスト 春夏秋冬』などを経て、チョ・ソンヒ監督の宇宙SF映画『スペース・スウィーパーズ』や公開を控えたチェ・ドンフン監督の『エイリアン(原題:외계인)』まで。
新人を脱したばかりのデビュー6年目の俳優だが、キム・テリの存在感は同年代俳優の中でとりわけ際立っている。
チョ・ソンヒ監督が披露した韓国初の宇宙SF映画『スペース・スウィーパーズ』で宇宙ゴミ清掃船“勝利号”のチャン船長役も、典型的でない役柄と演技で好評を得ている。
今月15日にオンラインで会ったキム・テリは、すぐに「監督のおかげだ」と功を譲った。
彼女は「シナリオとキャラクターがとてもよかったが、チャン船長が私の顔で読み取ることはなかった。他のシナリオや台本を読んで、セリフを読み込むと自然に自分がその中にいる姿が頭に浮かんだが、『スペース・スウィーパーズ』はそれがうまくいかなかった」と述べた。
監督に会った瞬間、キャスティングした理由を尋ねた時、チョ監督の答えは「典型的でないことを望んでいた」と理由を返したという。
彼女は「船長というタイトルも、男性たちを率いているという設定も若干過激な感じで、たいていは『エイリアン』シリーズの主人公のようにいかついイメージを思い浮かべるだろう。監督は私のようなか弱くて心穏やかな子が操縦席にじっと座っている時に、さらに大きな効果が出ると信じていると私を説得なさった」と説明。
SFジャンルが好きで、韓国初の宇宙SFというタイトルに胸がワクワクして期待が高かったが、撮影しながらは困難と苦悩も少なくなかった。
キム・テリは「ハリウッドSFを観ながら、学習した部分があったため、そこから抜け出すのに時間がかかった」と述べた。
チャン船長のキャラクターも思ったより単純でなく、コンピューター・グラフィックス(CG)で処理されたバブス(ユ・ヘジン)を想像しながら演技する時、視線の処理のような現実的な撮影条件、一度も使ったことのないスタイルのサングラスをはじめ、チャン船長のすべての見た目に適用することもそこに含まれた。
しかし「適応するのに長くかかったチャン船長のサングラスも、タイガー・パク(チン・ソンギュ)の頭も、テホ(ソン・ジュンギ)の穴の開いた靴下も、それぞれの人物にキャラクターを付与し、具体的に作り反映させた」とコメント。
続いて「チャン船長のオレンジ色の宇宙服がこれまで想像していた格好ではなく、『これでもいいのか』と思ったが、映画の中で観ると色感がとても魅力的だった」と述べた。
序盤に着ていた橙色のスマイルTシャルと一緒に合わせたジャケットは記念に用意していた。
共演した俳優らとのタッグを自慢していたキム・テリは「バブスはシナリオよりユ・ヘジン先輩が100倍、200倍さらに仕上げて、一つひとつ組み立てた。私だったらとても難しくて手に負えなかっただろう」としながらも、「面白そうでもあるが」とつぶやいた。
また「でもジェンダーフリーで男女の配役を変えるように、タイガー・パクは私がやればとても面白いのでは?」と笑みを浮かべた。
デビュー作である『お嬢さん』の時は、撮影現場で周りにいたスタッフが具体的に思い出せない。だんだん成長しながら周囲の人々が見えてきたが、苦悩や疑心は依然として多いという。
キム・テリは「監督がOKをとても簡単に出すので、ずっと疑いが生じた。十分だからか、この程度ならいいと思っているのか、私一人がずっと悩んで、監督に聞いてみると『全部いい、やりたいようにやれ』とおっしゃって。私はまだ自分を引っ張ってほしいのに、果てしない大平原に置かれ孤軍奮闘する感じだった。私も疑心を抱いていたが、チン・ソンギュ先輩も疑心が多かった。“疑心友だち”に会って、一緒に多くを悩んだ」と明かした。
演劇の舞台を経て20代後半の年齢に『お嬢さん』でデビューした後、しっかりしたフィルモグラフィーを満たしている彼女は、作品を選ぶ時「まずシナリオを楽しく読むべきで、その中で自分が演じる人物がどんな人なのか考える」と述べた。
そして「主体的に自分の言葉を話しているのか多く見ている。これはいいし、これはイマイチで、これは心配になりながら本当に多くを悩むが、最後には結局私がやりたいこと、気持ちが惹かれることを選択する」と付け加えた。
ともに仕事をした監督に感謝の気持ちとともに、持ち前のざっくばらんで図太い話しぶりで念を押した。
「使っていただきありがとうございます。これからも作品をたくさん作り、外国作品ではなく韓国作品として再会できたら心残りはありません」
