カン・ダニエル、新曲「PARANOIA」でカムバック…「秘めてきた僕を開放して話したかった」
2021年02月17日

“繰り返される一日に鈍くなっていく/僕は隠れていたい/誰も見つけられないように…”(「PARANOIA」の歌詞より)
男性ソロ歌手カン・ダニエルが秘めてきた暗い話を持ち出して、シングル「PARANOIA」としてリリースした。偏執病(パラノイア)、被害妄想を意味する曲名から垣間見えるように、彼が精神的につらかった時を思い出しながら歌詞を書いた楽曲だ。
これまでステージ上の華やかな姿に集中したとすれば、今回の楽曲では焦点をカン・ダニエルの内面に移した。
彼は発売日となる16日、オンライン記者懇談会で「隠してきた話だったから、打ち明けるまでに時間がかかった」としながらも、「人々と、心の中にある悩みを打ち明けて話をしたかった」と述べた。
そして「すべてが僕にとってはとても手にあまり、大きく見えていた時期があった。ファンの皆さんには“鋼のメンタル”だと自負したこともあったが、徐々に弱くなっていった。健康状態の影響でしばらく休んだ時期があったが、当時の話を音楽に盛り込んだ」と明かした。
新曲リリースにあたって何の戦略や企画もなかったと強調したカン・ダニエルは、「どうやって歌詞を表現すれば、自分が抱いた感情をうまく伝えることができるか悩んだ」と力説した。
彼はこの楽曲でアーティスト、そして人間としてさらに一歩成長することができた。
カン・ダニエルは「レコーディングを終え、『こんな暗い話を平気でできるんだ』と思った」とし、「痛みを克服できた気がして満足だった」と感想を明かした。
そして「自分でも知らないうちに“内功”というものが積み重なっていることを感じた。過去の自分の姿を超越した感じと言えばいいだろうか。視野が広まり、顧みることができなかったことを振り返ることができるようになった」と付け加えた。
昨年、ミニアルバム『CYAN』と『MAGENTA』をリリースした彼は、“COLOR”シリーズの最後のアルバムを披露する前に、今回のシングルリリースを決定した。次のアルバムを出すのに、この楽曲がターニングポイントになると思ったためだ。
カン・ダニエルは、「PARANOIA」は次のアルバムの予告編にあたる楽曲だとしながら、「今後カン・ダニエルのジャンルが何なのかを音楽で表現していく」と誓った。
この楽曲はメッセージと同じくらい、メロディやパフォーマンスも暗い雰囲気が強い。重いシンセサイザーやドラム、エレキギター、808ベースサウンドが調和している。
映画『ヴェノム』や『コンスタンティン』からインスピレーションを得て作ったという振り付けは、華やかでありながらも、沈んだ雰囲気で演出されている。
カン・ダニエルは「僕に対する話を盛り込んだパフォーマンスを、どうすれば多くの方が刺激や励ましとして受け止めてくださるかとても悩んだ結果」だと説明した。
彼は「PARANOIA」の活動で果たしたい目標を尋ねる質問に、「お見せしたいものはすでに全てお見せしたと思うので、欲は湧いているけど欲はない」と笑みを見せた。
そして「ただ2021年を振り返った時、アーティストとして最高の年を送れたと記憶できたら嬉しい。もっと遠目に見るなら、僕自身率直で飾らない人になりたい。未熟ながらも、僕の姿で共感できる、感動を与える人になりたい」と抱負を語った。
