“歌手人生60年”ハ・チュナ、全盛期を迎えるトロットは「韓国の恋歌、大衆が励まされるのは当然のこと」
2021年03月16日

オーディション番組などが人気で、韓国ではトロットの熱気が冷めない。
老若男女が世代を問わず熱狂しているが、トロットがこのように深く広く流行する理由は一体何だろう。
6歳の時にデビューし、今年で60周年を迎えたベテラン歌手のハ・チュナから直々に話を聞くことができた。
「Man Who Abandoned Me」や「Did Well」など数々のヒット曲を残してきたハ・チュナは現在65歳。
彼女は「トロットは我々の情緒にとても合う“韓国恋歌”だと言える。(コロナなどにより)この大変な時代にその恋歌を通じて、励まされ慰められるのは、私は当然のことだと思っている」とその人気の必然性について語った。
西洋音楽のリズムに色づけられた固有の情緒や、トロットの競争力についてハ・チュナは「西欧的な普遍性に、我々の独特性を融合させているので、外国人が聞いた時は自分たちの音楽の要素があるので、なじみ深く聞こえる。自然と新しい音楽が入ってくるのだ」と強調した。
トロット一本で歌手生活60年。
ステージの上のディーバとして君臨しながら、2,500曲を超える楽曲をリリースしてきた。
韓国の文化勲章で2等級である「銀冠文化勲章」まで受章したが、“この道一筋60年”の人生は光栄であると同時に苦労の連続だった。
彼女は「6歳の時にレコードを出してデビューした。そんな私を見てシンデレラだと、何の苦労もせずに生きてきたようだと思われるかもしれないが、決してこの世の中は容易く甘いものではない」としながら、「いい時はファンたちからとても愛され、関心を持ってくれるので、すべてがうまく行くが、そんな日ばかりとは限らない」と振り返った。
さらに「人生において最も重要なことは忍耐力だと思う。なぜなら、良いことよりつらいことのほうが多いので。それを経験して耐え抜けば、必ずチャンスが来る」とメッセージを伝えた。
彼女は父親の故郷にある「韓国トロット歌謡センター」の名誉センター長としても従事しており、「センターを立派に育み、後輩たちに譲り渡すことが私の最大の目標」だと今後の抱負を明かした。
