『シンクホール』&『人質』&『鬼神』…『モガディシュ』の興行成功を追い風に公開される夏の新作映画たち

2021年08月10日

リュ・スンワン監督の新作『モガディシュ(原題:모가디슈)』が公開2週目にもヒットを続けている中、新作映画公開のニュースが相次ぎ、久しぶりに劇場街が活気を帯びている。
マーゴット・ロビー(Margot Robbie)、ライアン・レイノルズ(Ryan Reynolds)、ヒュー・ジャックマン(Hugh Jackman)などのハリウッドスターたちを打ち出した洋画が次々と公開され、韓国映画もチャ・スンウォンやファン・ジョンミンを主演にした作品が観客たちの元を訪れる。
初夏から続いたホラー映画ラッシュ。ここに新作『鬼門(原題:귀문)』などが合流し、残暑をターゲットに乗り出す。
◇ 災難コメディ『シンクホール』&アクションスリラー『人質』…芸達者な俳優たちが繰り広げる非常事態
韓国映画は『モガディシュ』ほどの大作ではないが、娯楽性やワントップ俳優のスター性を備えたミドル級映画が観客集めに乗り出した。
『EXIT イグジット』(2019)に続き災難コメディのヒットを狙う『シンクホール(原題:싱크홀)』は11日に公開される。映画は苦労して手に入れたマイホームが地下500メートルの超大型シンクホール(陥没穴)に墜落し起こる物語。チャ・スンウォン、キム・ソンギュン、イ・グァンスなど、コメディ演技とバラエティセンスを持つ主演俳優たちが地中で孤軍奮闘し、笑いを届ける。
映画はニュースではしばしば目にするが、映画ではあまり扱われることのなかったテーマであるシンクホールを素材にし、新鮮さを与える。ヴィラ一棟を丸ごと飲み込んでしまう大がかりなスケールは、視覚的な面白さを提供するが、全身泥だらけになり暴雨で満ちてくる水の中でしきりにもがく俳優たちの熱演も目を引く。
俳優ファン・ジョンミンが、拉致された“俳優ファン・ジョンミン”を演じた『人質(原題:인질)』は18日に観客たちと出会う。リアリティアクションスリラーを標榜する映画は、手足を縛られたファン・ジョンミンが命懸けで脱出を敢行する物語。ファン・ジョンミンを拉致した人質犯たちは演技力がしっかりした新人俳優たちで揃えられた。
『ベテラン』で刑事、『工作 黒金星と呼ばれた男』ではスパイ、『ただ悪から救ってください』では暗殺者として、誰かを追撃する仕事を立て続けに演じてきたファン・ジョンミンが、今作では人質犯たちに手をこまねく役をリアルにこなし、作品の緊張感を引き上げた。
◇ ジェームズ・ワン監督の新作&キム・ガンウ主演ホラー映画『鬼神』、臨場感たっぷりの上映スタイル
ホラー映画は年中新作が登場するジャンルだが、夏を迎え新しい試みで企画された作品や、“ホラーの帝王”と呼ばれるオーストラリアのジェームズ・ワン監督のホラージャンル復帰作が公開を待っている。
『鬼門』は韓国映画で初めて企画段階から一般2D上映のほかに、Screen Xや4DXでの特別上映を念頭に置いて制作された。映像が正面スクリーンの両壁に拡張されるScreen Xやこのようなスクリーン拡張にプラスして風やにおい、動きなどの効果を出す4DXはホラー感を加速させる。
映画は過去に集団殺人事件が起きて閉鎖された修練院の実体を暴こうと、幽霊の門である“鬼神の門”を開いた心霊術師のドジン(キム・ガンウ)と、ホラー映像の公募展を撮るためにこの場所を訪れた大学生3人を追う。閉鎖された空間で幽霊に追われる展開は古典的だが、瞬間びくっと驚くような恐怖感を与える。

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