認知症患者の日常への挑戦「注文を忘れる飲食店2」、視聴率3.9%で終了
2022年08月01日

軽度認知症の老人たちが済州(チェジュ)島の食堂で働く姿を温かく盛り込んだ「注文を忘れる飲食店(原題:주문을 잊은 음식점2)」が、3%台の視聴率で幕を閉じた。
視聴率調査会社ニールセンコリアによると、先月30日午後9時40分から韓国で放送されたバラエティ番組「注文を忘れる飲食店2」の最終回視聴率は、3.9%と集計された。
最後の放送では、認知症を患っている“うっかり4人組”(チャン・ハンス、チェ・ドクチョル、ペク・オクジャ、キム・スンマン)と、補助の役割を務めるイ・ヨンボク、ソン・ウニ、ホン・ソクチョン、チン・ジヒなどが済州島の飲食店の営業を終える過程が描かれた。
“うっかり4人組”は営業初日、テーブルの位置をうっかり忘れ、メニューを紹介するのにてんやわんやした姿とは異なり、最終日には客を案内し、注文を受け、接客をてきぱきとこなした。
チェ・ドクチョル氏はドンパユク(東破肉)を注文しようとする客に、「こんなところに来てまで、お金をたくさん使う必要はない」と注文を阻んで笑いを与え、恥ずかしがり屋で消極的だった最年少のキム・スンマン氏は、客と会話する時も冗談を飛ばすなど完全に変わった姿で目を引いた。
「注文を忘れる飲食店2」は、軽い認知症の患者たちが食堂を切り盛りし、自尊心を取り戻す姿を見せながら、認知症の人たちは隠居生活ではなく、世の中に出てコミュニケーションを図る日常を送らなければならないというメッセージを送った。
2015年にアルツハイマーの診断を受け、長い間認知症と向き合ってきたチャン・ハンス氏、昔KAISTの研究院だったチェ・ドクチョル氏、笑顔を失わず明るいエネルギーを発散したペク・オクジャ氏、60歳に初老期の認知症と診断されたキム・スンマン氏は、うっかりした姿で笑いを誘いながらも、認知症という疾患に対する理解を促した。
注文を忘れたり、違う食事を提供してしまったりしても、笑いながら許してあげる客の姿も、胸が熱くなるような感動を与えた。
「注文を忘れる飲食店2」は、何より認知症に対する偏見をなくすのに貢献したという評価を受けている。
食堂を訪問した客たちは「認知症患者でも、やれることは多い」、「認知症患者と言われなければ、分からなかったと思う」、などの感想を述べた。視聴者たちの間でも、日常で認知症患者と向き合う機会がなかった人々も開かれた心を持つようになったという反応が出ている。
