映画『人生は美しい』主演のヨム・ジョンア、「ミュージカル映画は大変だったがまた挑戦したい」
2022年09月22日

映画『人生は美しい (原題:인생은 아름다워)』の中の“セヨン” (ヨム・ジョンア)は、うちの母に似ている。
「遅くなったから、タクシーに乗れ」という夫の小言に、「分かった」と言いながらバスに乗る。きれいな服一着も、ろくに買えない。
21日、ソウル・鍾路 (チョンノ)区 三清洞 (サムチョンドン)のカフェで会ったヨム・ジョンアは、「同じ女性としてセヨンを見ながら、胸が痛くて泣いた」と話した。
「私も母親であり妻であるから、共感する部分がかなり多かった。シナリオを読んだ時からセヨンがかわいそうで、“どうしたらいいんだろう”と思うほど、役にすっかりはまった。セヨンは、旦那の稼ぎでしっかりと生計を立て、子どもを立派に育てながら、当然のように夫の世話をし、生きてきた女だ。そのように考えながら演じた」
いつも自分より夫と子どもたちを優先していたセヨンは、ある日余命宣告を受ける。そこで初めて自分を顧み、バケットリストを作成する。そして夫“ジンボン” (リュ・スンリョン)と共に自分の初恋を捜す旅に出る。
ヨム・ジョンアは「セヨンの気持ちがよく分かる」とし「私の人生で最も美しかった瞬間はどんな時だったのか、私が一番私らしかった瞬間はいつだったのかと振り返ると、“あの人 (初恋)に会いたい”と思うだろう」と語った。
映画を4回観たという彼女は「特にこの作品は、たくさん観ていると思う」、「私の好きなストーリーであるうえ、音楽もあるのでとても面白かった」と愛情を示した。
「見れば見るほど涙が出るシーンが増えている。(次のシーンを)想像しているからだろうか。新鮮に感じるセリフもどんどん増えていくし、音楽が挿入される瞬間も違って見えてくる。音楽があるから、全ての話がより豊かになるし、感情的な面でも悲しみと喜びを自然に感じられる点がいいと思う」
『人生は美しい』は、韓国初のジュークボックス・ミュージカル映画 (ミュージカル用に書き下ろされた新曲ではなく、既存の楽曲を使った映画のこと)だ。長い間、ミュージカル映画の出演を夢見てきたというヨム・ジョンアは、「朝から練習しても (撮影に入ると)ダンスと歌詞が思い出せなくて、とても大変だった」と振り返った。
そして「(撮影の時は) もうミュージカル映画はやめたほうがいいと思っていたが、完成した映画を観ると“やれと言われたらやれそう”と思った」とし、「その代わり、もう年なので練習時間は長くなりそうだ」と笑った。
夫婦役で共演したリュ・スンリョンについては「本当に、リュ・スンリョンさんが出演していなければ、どうなっていたんだろうと思う」とし、「憎たらしい行動をする夫であるにも関わらず、笑えるのは俳優がリュ・スンリョンさんだから」と絶賛した。
劇中セヨンは、初恋を捜しながら、ジンボンとの運命のような出会い、幸せだった付き合いたての頃、涙を流した別れの瞬間、甘い新婚生活など、これまでの時間を振り返る。また自分を大切にし、愛してくれた人たちを思い出しながら、感謝の気持ちを抱く。
ヨム・ジョンアは、「私の人生を振り返ると、私は今が最も輝いていると思う」と明かした。
「やりたいことを思い切りやっていて、愛する家族もいる。これからもずっと演技ができたらいいなと思う。作品を通して色々な人と新しい縁を結びたい。セヨンが最後に“私がどれだけ愛されている人なのか分かっただけでも十分だ”と言うが、その気持ちは正しいと思う。多くの方が映画を観て、共感してくださればうれしい」
