クォン・サンウ&オ・ジョンセ主演の映画『スイッチ』、トップスターとマネージャー人生がひっくり返る物語

2022年12月20日

“あの時、違う選択をしていたら、どうなっただろうか?”誰でも一度くらいは考えたことがあるようなこの問いをスクリーンに移した作品は多い。
傍若無人のトップスターと生きていくためにマネージャーをやっている男の人生が一夜にしてひっくり返る物語を描いた映画『スイッチ(原題:스위치)』もそうだ。
題材から分かるように、映画の展開と結末は十分に予測できるが、決して退屈ではない。コミカルな要素と俳優たちの好演が映画の随所に散りばめられ、笑いと感動が適切に調和する。年末年始用の映画として遜色がない。
自他共に認めるトップ俳優“パク・ガン”(クォン・サンウ)は、主演男優賞を受賞した記念すべきクリスマスイブでも共に祝杯をあげてくれる人がおらず、マネージャーを引き留める。富と人気、いずれも持っているが、「幸せですか?」という質問には即答できない。
“チョ・ユン”(オ・ジョンセ)は、子ども2人を育てる大黒柱。一時はパク・ガンと一緒に演劇舞台に立っていた俳優だが、長い無名生活に勝てず、彼のマネージャーとして働きながら生計を立てている。
同僚俳優であり友人だが、180度違う道を歩んできた2人の人生は、真っ白い雪が舞い散るクリスマスイブの夜を境に入れ替わってしまう。
パク・ガンは、アメリカ留学に発った初恋の“スヒョ”ン(イ・ミンジョン)と結婚し、2人の子どもの父親になる。通帳の残高は5万ウォン(約5千円)にも満たない再現ドラマに出演するしがない俳優だが、守るべき愛する家族ができた彼は、初めて幸せを感じる。チョ・ユンは“出演オファー1位”のトップスターになるが、失恋ばかりの寂しい日々を送る。
『スイッチ』の魅力は、現実の境界を越えるユーモアにある。パク・ガンの熱愛説の記事では、実際にクォン・サンウが出演したドラマのワンシーンの写真が使われている。人生が変わったパク・ガンは、人が自分に気付いてくれないと、このシーンを再現したりする。
パク・ガンが出演した再現ドラマを放送するテレビ番組には、女優のキム・ハヨンが登場する。チョ・ユンとパク・ガンが出演料について語るシーンでは、イ・ミンジョンの夫で俳優のイ・ビョンホンに言及し、ささやかな笑いを与える。
子役俳優のパク・ソイとキム・ジュンの演技も大きな役割を果たしている。劇中、パク・ガンとスヒョンの子どもとして登場する2人の子役俳優のかわいらしさは、見る者を笑顔にする。一方で、子役らしくない巧みな演技で感動を与えたりもする。
演出を務めたマ・デユン監督は、試写会直後に開かれた記者懇談会で、「幸せは近いところにあり、自分が探そうと思えば見つけられるというメッセージを伝えたかった」と述べた。
クォン・サンウとオ・ジョンセは「2023年に公開される初の韓国映画」と作品を紹介しながら、「観客が感動と笑いで2023年の一年を楽しく始めることができたら幸いだ」と願いを伝えた。
『スイッチ』は来年1月4日に韓国で公開される。年齢制限は12歳以上観覧可で、上映時間は113分だ。

前の記事 エンタメ情報一覧へ 次の記事