映画『スイッチ』で好演の女優イ・ミンジョン、「11年ぶりのスクリーン復帰は緊張よりときめきが大きい」

2023年02月17日

「あっという間に10年が経ちましたね (笑)」
女優イ・ミンジョンが映画『スイッチ (原題:스위치)』で久しぶりにスクリーン復帰した感想を明かした。2012年に公開された『ワンダフルライフ (原題:원더풀 라이프)』以来、11年ぶり。
ソウル・鍾路 (チョンノ)区 昭格 (ソギョク)洞で会った彼女は、「久しぶりに映画でご挨拶をするというのが私には非常に意味深い。緊張よりはときめきのほうが大きい」と期待した。
そして、「実は映画に対する“渇望”はずっとあったが、もう少し慎重に選ぶことになった。ドラマはテレビをつけると全部観ることができるかもしれないが、映画は作品として残るため簡単に決めることができなかったと思う」と付け加えた。
『スイッチ』は傍若無人のトップスターパク・ガン (クォン・サンウ)と生計型のマネージャー、チョ・ユン (オ・ジョンセ)の人生が入れ替わって繰り広げられる物語。イ・ミンジョンはパク・ガンの初恋の相手スヒョン役を演じた。
現実の中のスヒョンは成功した留学派のアーティスト。10年前、アメリカ留学のためにパク・ガンとの別れを選んだ。しかしひっくり返った世の中では、留学を諦めパク・ガンと結婚した後、子どもの母親になる。有名俳優である夫を世話するために、町内のアトリエ運営にアルバイトまでしながら生計を立てている。
イ・ミンジョンは『スイッチ』を復帰作に選んだ理由に“共感”を挙げた。
「私が共感できて、人々にも『しっくりきそうだ』という感じを与えるのが需要だと思う。子どもを育ててみた経験があるので、子どもたちの一緒にいる姿がよりしっくり見えることもあった」
演技においても小さな部分まで自然であることを願ったという彼女は、「現場のセットを本当の家のように考えることにした」と振り返った。
「俳優がセットに不慣れに思うととても細かい部分で目立つ。生活感が生じるようにセットでご飯を食べ、スリッパも引きずって歩き、待機時間が長くなるとベッドで寝たりもした。スタッフたちが準備する間、子役たちと一緒に遊んだりもした。子どもたちは突然遊ぶ演技をしようとすると、顔に違和感が表れるので」
イ・ミンジョンは作品の撮影作業をする間、劇中の息子として登場する子役俳優のキム・ジュンを、実際の息子が嫉妬したという裏話も打ち明けた。
「地方でジュンくんとずっと撮影したから嫉妬したのだと思う。『僕と遊ばず、なぜそのお兄さんとずっと一緒にいるの?』と言いながら、撮影現場に来ると言っていた。その後にジュンくんとビデオ通話をしてからは、テレビにジュンくんが写るたびに (息子が)『ジュンお兄さんだ』と話している」
劇中スヒョンは自分がトップスターだと勘違いする夫に、「しっかりしろ」と小言を浴びせながらも、新しいプロフィール写真が撮れるようこっそりアルバイトもする姿を見せた。イ・ミンジョンは「スヒョンとシンクロ率は80%ほど」としながら、「ほとんど同じだが、スヒョンは私よりもっと優しいと思う」と率直に答えた。
『スイッチ』の中のパク・ガンは俳優として富と名誉をすべて持ったが、どこか分からない空虚さを感じる。人生が変わった後、人気もお金もない無名俳優になるが、彼を応援する家族たちを通じて初めて幸せを知ることになる。
イ・ミンジョンは映画のように自分を変えたい瞬間があるので尋ねると、「そんな考えをしてみたことはあるが、そのときに戻っても同じ選択をしたのではないかと思う」としながら、「合理化されたかもしれないが、最善の選択をしたと思いながら生きている」と述べた。
人生で最も満足した選択としては、俳優という職業を諦めなかったことを挙げた。
「最初うまくいかなかったとき、父親が『もう苦労するのはやめろ」と言って辞めようとしたことがあった。私は『30歳になるまで世の中が私を知らなければ辞めよう』と話した。あのとき俳優を辞めていたらどうだっただろうと時々思う。もし辞めていたら“スイッチ”も何もしていないだろう (笑)」

前の記事 エンタメ情報一覧へ 次の記事