SOL(BIGBANG)、新譜『Down to Earth』を発売…「いつも暗い夜を迎える夕焼けに自分の姿を投影」

2023年04月25日

「夕焼けは何の不平不満なく、いつも美しい方法で夜を迎えている。僕もまた、今の状況は大変だが、僕ができることと、乗り越える方法を考えるようになった。こんな気持ちが、初心にかえらせてくれた」
歌手SOL(BIGBANG)は、自分の意志とは関係なく、2018年の平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックの応援曲「LOUDER」以来、5年という長い空白期間を過ごした。この期間、軍服務を行い、結婚をし、子どもができた。新型コロナウイルス感染症の事態が勃発し、新曲を出して活動するには、ままならない状況も続いた。
グループBIGBANGとしてはもちろん、ソロとしても「ONLY LOOK AT ME」や「EYES, NOSE, LIPS」などのヒット曲で年末の授賞式の大賞を手にした彼だから、長い休息期間は慣れなかった。そんなある日、夕暮れ時に眺めた夕焼けから大きな感動と励ましを得て、再び音楽作業にまい進することになった。
SOLは24日、ソウル・龍山(ヨンサン)区で開かれたニューミニアルバム『Down to Earth』の聴音会で、「夕焼けから今回のアルバムが始まったと言っても過言ではない」とし、「暗い夜だけ迎えるのが僕の状況と似ていると思い、夕焼けに僕の姿を投影した」と述べた。
その一方で、「今回のアルバムと音楽を種に、再び“元気な木”を作り出したい」とし、「もう一度美しい思い出を迎えたい。それが僕の新しい始まり」と率直な思いを明かした。
今回のミニアルバムには、タイトル曲「Seed」をはじめ、BTS(防弾少年団)のJIMINとタッグを組んだ先行公開曲「VIBE」、BLACKPINKのLISAがフィーチャリングで参加した「Shoong!」、1970年代のソウルジャンルを再解釈した「私は(原題:나는)」、シンセポップを基にしたエネルギーあふれる「Nightfall」など、計6曲が収録された。SOLは全曲の作詞に参加した。
SOLは、「新型コロナウイルスが流行していた頃、夜9時に家を出てジョギングをしていた。そうすると僕が持っている考えが自然と整理された」とし、「これを書きとめておいたら、曲のテーマとなり、歌詞をつけた。そして、ありがたくも全曲の作詞をすることになった」と述べた。
彼は「『Down to Earth』は、僕の過去の感情と思いを込めたアルバム」だとし、「バラード、ヒップホップ、ソウルなどさまざまなジャンルを盛り込んだ」と紹介した。
タイトル曲「Seed」は、叙情的な歌詞とメロディが際立つバラードだ。モノクロのMVは、“君よ、僕の心に照らしてくれ”という最後の小節で、カラーに転換され、見る者の感情を劇的に引き上げる。ダンスとヒップホップが主となるK-POP市場で、“多芸多才”である彼がバラードを持ちだした点も目を引く。
SOLは、「K-POPが世界的な成功を収め、多くの人に愛されているが、われわれの音楽の“Golden Era(黄金期)”は1980年から90年代だと僕は思う」とし、「この時期の音楽が、一番ポップでありながらも、韓国的な感性が溶け込んでいて、美しいハングルだけで満たされていた楽曲なのではないかと思う。この時期の音楽を現代的に解釈するのはどうかと思い、曲を作業した」と説明した。
SOLはこの楽曲を通じて、“絶対に満たされないということを分かっていながら/僕は何をそんなに持とうとしたのか/壊れる砂の城のように/変わっていく人々”と、空白期間に感じたさまざまな思いの断想を圧縮的に表現した。ピアノで始まり、後半部に加わるストリングスのサウンドは、感情の振れ幅を存分に広げ、SOLの美声はこれを極大化した。
SOLは「いつも申し上げているように、今は亡きユ・ジェハ先生の音楽が好きだ。そのような純粋な音楽を伝えたかった」とし、「キム・グァンソクさんやキム・ヒョンシクさんなど、現在の韓国音楽の基礎を作った方々の影響を受けた」と述べた。
彼は「今回のアルバムを通じて、ファンに愛されたいという思いが大きい」とし、「大きな目標よりは、長く待ってくださったファンに僕の音楽で励ましてあげたい。再び初心にかえる気持ちで始め、多様な姿でファンに会いたい」と述べた。
SOLはBIGBANGの活動については、「一番望む夢であり、長年の思い」としながらも、「僕も一生懸命活動して、他のメンバーもうまく活動を続けていけば、いいタイミングと時に、ファンの皆さんと、同じ姿で会うことになるのではないか」と慎重に語った。
彼は空白期間、家庭を築いたことについても率直な感情を明かした。17カ月になった子どもが“いちご”と“ワニ”という言葉を覚えたのが、とてもかわいいと述べた。自ら作った童謡を歌ってあげたりもするという。
SOLは「音楽的変化だけでなく、世の中を見る観点が大きく変わった。そんな変化がとてもありがたい」とし、「音楽的な本気度を超えて、僕の人生の中の真心が内包されなければならないと思う。深い内面の僕の姿を見つけることができた。とても幸せだ」と笑った。
「空白期間は、僕にとって重要で大切なものが何なのかを見つめさせ、考えさせる時間だった。若くして社会生活をし、多くのことを学んだと思っていたが、学べなかった多くのことがあるということを知った。歌手SOL以外にも人間“ドン・ヨンベ(本名)”としてよりよい人間にならなければという、変化を模索する時間になった」

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